不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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住宅性能表示に「免震建築物に関する表示」が追加される?

耐震偽装事件の影響で、設計住宅性能評価書の交付が増えている。
国土交通省が5月26日に発表した3月の住宅性能表示制度の実施状況によると、共同住宅の設計住宅性能評価書の交付実績が2005年度の平均である1万1,500件に比べて、2倍近い数値になっているという。
一方、国土交通省は、5月20日付けで「日本住宅性能表示基準・評価方法基準の改正案」に対して意見を募集している。
同改正案で目につくのは、「構造の安定に関すること」に「免震建築物に関する表示」が新たに追加されたこと。
この改正案が通れば、評価対象物件が、「免震建物」であるということが分かりやすくなるので、デベロッパーにとっては、宣伝しやすくなるのかもしれない。
でも、免震性能に係る性能等級は規定されていないし―。
そもそも「耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)」と今回の「免震」性能との関係が不明瞭のままでは、消費者は混乱するのではないだろうか・・・・・・。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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