15mの屋内温水プールを備えた大規模マンション。
大手町駅直通19分、駅徒歩13分。総戸数555戸(保育施設1戸含む)、15階建。販売戸数未定、1LDK+S(57.67m2)〜5LDK(86.19m2)。予定販売価格1,900万円〜4,400万円、予定最多価格帯3,400万円。平成19年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。
- 10月28日(金)、1月1日(日)の物件と同じ。
- 1年中楽しめる屋内プール
- 〇〇スポーツ(=企業名)によるレッスン
- キッズプールとジェットバスも設置(2時間/200円)
10月28日(金)の記事「屋内プールは10年後の卓球スペースか?」で、共用施設として屋内温水プールが設置されることの課題を指摘した。
本日の広告に「2時間/200円」の記載があったので、さらに考察を加えてみよう。
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東京都の現在の銭湯入浴料金は、大人400円、中人180円、小人80円。
本物件の屋内温水プール200円は、2時間当たりではあるが、銭湯の半額でしかない。
本物件と同じ区で〇〇スポーツ(=企業名)が営業している施設の料金表をみると、スイミングが「婦人 週1回」で入会金3,150円、月会費6,300円となっている。
入会金を別にしても、1回あたり1,575円(=6,300円÷4回)。
この200円と1,575円との大きな隔たりは何か?
本物件のホームページで確認すると、「有料レッスンプログラム」として、次のような記載があった!
- 無料ワンポイントレッスン
- 希望者の泳ぎを見て、レベルアップのために効果的な アドバイスを実施
- 「ワンポイントレッスン時間帯」に実施
- 2コースをワンポイントレッスンゾーンと遊泳ゾーンに分け、 1回15分〜30分とし、アドバイス時間帯は一人あたり 2〜3分とします
- 有料レッスンプログラム(プログラム内容案一例)
- 成人スイミングスクール(大人のための水泳教室)
- 幼児・児童スイミングスクール(さまざまな運動を取り入れたレッスン)
- 短期集中スイミングスクール(夏休み・春休みの3〜5日間 の短期集中プログラム)
- ベビースイミングスクール
- 料金は1レッスン1,260円〜1,470円(予定)程度をいただきます。
2時間あたり200円の利用料金だと、1人あたり2〜3分の「無料ワンポイントレッスン」しか受けられない。
しっかりしたレッスンを受けるには、1レッスン1,260円〜1,470円(予定)が必要なのだ。
〇〇スポーツ(=企業名)は、テナント代を支払うことなく、マンション住民という「会員」を対象にフィットネス事業を営んでいるということか・・・・・・。
テナント代を共有施設というかたちでマンション建設費に上乗せし、マンションの購入者に負担させている。
屋内プールの維持管理費・運転費も「マンション管理費」に含まれているとすれば、屋内プールを利用しない住民にとっては、納得がいかないかもしれない。
(本日、マンション6枚)