不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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物件のPRは、快適性から防災性へシフト?

土曜日、マンション広告1枚。

大手町駅直通8分、駅徒歩5分。総戸数175戸、20階建(免震)。販売戸数未定、3LDK(69.16m2)〜4LDK(85.80m2)。販売価格未定。平成19年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。

幹線道路の交差点近くに建つ、20階建ての免震マンション

  • 地震の揺れを足元で吸収し、建物の変形を抑制。
    • 2次災害も大幅に減少する信頼の「免震構造


  • 災害時のさまざまなライフサポートを想定した総合防災体制
    • 海外の災害時にも使われた非常用飲料水システム「WELL UP」を設置
    • 敷地内に、非常用トイレ、工具などを常備した備蓄倉庫を設置
    • オープンスペース(ガーデン・エスコート)に「炊き出し用かまど」となるベンチを設置

耐震偽造事件が発生して以来、マンションの安全信頼性が大きく揺らいでいる。
本日のチラシは、そのことを象徴するかのように、物件の安全・安心を全面に出してPRしている。
耐震偽装問題が発生する以前は、各デベロッパーは、共有施設の充実度や住戸内の高級設備を競い合っていた感があった。
デベロッパーが、これまでのような無駄な共用施設作りを止め、マンションの防災性を高める方向に舵をきったのであれば、とても望ましいことだ。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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