土曜日、マンション・チラシ3枚。
- 11月3日(木)の物件と同じ。
東京駅直通16分(快速利用)、駅バス10分+徒歩2分。総戸数550戸、18階建。販売戸数未定、4LDK(108.10〜182.64m2)。予定販売価格4,600万円〜12,000万円。平成19年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。
湾岸地域に建つ、駅から遠い大規模分譲マンション。
- アイル 約4m×4mのキューブ空間、分譲します。
- 敷地内には、ここに住まう方々がオーナーとなることができる「離れのハウス」も計画されています。
- アイルの分譲は、住戸をご購入の方のみを対象とさせていただきます。
総戸数550戸の大規模マンションの敷地内に、アイル(=1階建ての離れ)24戸を、住戸購入者に限り分譲するという。
マンションは、本来、高い土地代をカバーするために、住戸を上に積み上げた住居形式であったはず。
なのに、本物件は、同じ敷地内に18階建てのマンション棟とは別に、小さいながらも「離れのハウス」を24戸分も建てるという。
気になったので、電話取材してみた。
- 筆者「『アイル』は、全くの専有施設なのでしょうか?」
- 男性販売員「専有の付属建物の扱いとなります」
- 筆者「『アイル』を譲渡または転売することは可能でしょうか?」
- 男性販売員「マンション住戸所有者であれば、転売可能ですが、アイルは敷地内にありますので、オートロックの鍵を持たない外部の方への転売はできません」
- 筆者「『アイル』は、全くの専有施設ということですが、購入後、勝手に増改築することは可能でしょうか?」
- 男性販売員「少々お待ちください(誰かに確認している様子)。申し訳ありません。『アイル』の内部は専有なのですが、壁や窓の外側は、共有扱いとなります。なので、勝手に増改築はできません」
- 筆者「ということは『アイル』の外壁などの修繕工事は、個人で実施する必要がないのですね」
- 男性販売員「『アイル』の管理組合が対応することになります。詳細は未定です」
- 筆者「『アイル』の分譲価格は、いくらぐらいになるのですか?」
- 男性販売員「まだ決まっていません」
- 筆者「大体でいいのですが、いくらぐらいなのでしょうか?」
- 男性販売員「まだ、全く決まっていないんですよ」
- 筆者「そうですか。いつごろ決まるのでしょうか?」
- 男性販売員「販売を開始する来年1月下旬頃の予定です」
本物件の専有面積は100m2超と広いが、周辺の物件も100m2超と広いので、広さ的な希少性はあまりない。
駅から遠い(駅バス10分+徒歩2分)ハンディキャップをカバーすべく、24戸の離れを計画したのか―。
総戸数550戸の4%(=24戸÷550戸)とはいえ、ずいぶんと分譲価格の高い「離れのハウス」でなければ、もとはとれないのではないだろうか・・・・・・。