木曜日、マンション・チラシ1枚。
- 6月19日(日)、11月11日(金)の物件と同じ。
上野駅直通7分、駅徒歩15分。総戸数693戸(住戸678戸、管理室等15戸)、20階建×2棟。販売戸数122戸、3LDK(71.77m2)〜4LDK(105.99m2)。販売価格2,930万円〜3,800万円、最多価格帯3,800万円台。平成19年2月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。
20階建て2棟、総住戸数678戸の大規模マンション。
- 23区最大級の開発エリア
なぜ、「23区最大級」の根拠が詳細に明示されているのか―。
「不動産の表示に関する公正競争規約」第16条(特定用語の使用基準)第(3)号(最上級を意味する用語)によって、下記のように、最上級を意味する用語を使用する場合には、その事実を併記することが求められているからだ。
(3) 最上級を意味する用語
- 不動産の形質その他の内容又は価格その他の取引条件に関する事項について、「最高」、「最高級」、「極」、「一級」等、最上級を意味する用語を使用してはならない。ただし、客観的、具体的な事実に基づく場合であり、かつ、その事実を併せて表示する場合はこの限りでない。
それでは、念のために都の市街地再開発事業のランキングを以下に確認してみよう。
東京都都市整備局のホームページに「市街地再開発事業地区一覧」http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/sai-kai.htm が掲載されている。
全事業地区数147(平成16年3月1日現在)のうち、完了した地区数が94、事業中の地区数が32、これから予定されている地区数が21となっている。
事業中の32地区を面積規模からみたベスト10は、次のとおり。
上記に面積規模第1位にランキングしている「亀戸・大島・小松川」地区には、すでに分譲を終えてしまったが、かつて「都内最大級のスケールを誇る再開発エリアに誕生」を謳っていた総戸数450戸(平成17年2月竣工済み)のマンションがある。
本物件は、市街地再開発事業の面積に限れば第2位。
これに住宅市街地総合整備事業(約68.9 ha)を加えると、たしかに突出した面積になる。
でも、住宅市街地総合整備事業(約68.9 ha)は、本物件のエリアの一部に過ぎないので、68.9 haを全て加えていいものだろうか・・・・・・。