不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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現地を歩いて確認しよう!

flats2005-09-09


金曜日、マンション・チラシ8枚。

  • 2月25日(金)、4月1日(金)、8月12日(金)の物件と同じ。

大手町駅直通17分(快速利用)、駅徒歩16分。総戸数619戸、20階×3棟+15階×1棟。販売戸数30戸、2LDK+S(66.86m2)〜3LDK(77.66m2)。販売価格2,798万円〜3,998万円。平成18年5月下旬竣工(本チラシ掲載日の8カ月後)。

20階建てが3棟と15階建てが1棟の全619戸からなる大規模マンション。

  • 総敷地面積 約23,000m2超(東京ドーム約1.7倍の広さ)

広大な工場跡地に建つマンションだから、敷地に余裕がありそうだし、西側の道路を挟んで第1級級河川が流れているから、眺望もよさそうだ。
でも、チラシでは、どうしたわけか眺望の良さがアピールされていない。
チラシの案内図をみても、マンションの周辺状況がよくわからないので、現地調査を実施した。

    • -

な、なんと本物件の敷地南側に14階程度のマンション群が立ち並んでいる。
これでは本物件の低層階の住戸からは、よい眺望は期待できないだろう。
また、本物件の敷地北側に○○市の排水機場の建物を発見!
看板には次のように書かれている。

  • △△排水機場は、自然排水がほとんど不可能な低地域を時間雨量50mmまで排水できる施設で、水位により自動運転しており、これにより洪水、浸水等の災害を防いでいます。

排水設備は、雨の集まる最も低い場所に設けられる。つまり、本物件の敷地は低地域の中でも特に低い場所にあるということ。
豪雨のときには、本物件を含む周辺の低地域にたまる雨水を△△市の排水機場の2台のポンプが第1級級河川にポンプアップしてくれることになっている。
でも、5日未明に杉並区や中野区で床上浸水被害をもたらして雨は、1時間に100mmを超えている。このマンション地域で時間あたり50mmを超える豪雨になったら、いったいどうなるのだろうか・・・・・・。

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以上のように、眺望に影響を与える敷地南側のマンション群のことも、豪雨時の浸水の可能性についても、残念ならがチラシからは読み取れない。
消費者にとって本当に重要なことは、チラシには必ずしも記載されていない。
だから、気に入ったマンションを見つけたら、まず現地の周辺状況をよく確認すること。
現地の確認は、車から眺めただけでは不十分だ。とにかく時間をかけて、マンションの周辺を歩き回ること。

2021年6月1日、このブログ開設から17周年を迎えました (^_^)/
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