不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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お城の外観を演出することよりも・・・・・・

金曜日、マンション・チラシ6枚。

大手町駅直通14分、駅徒歩14分。総戸数27戸、5階建。販売戸数未定、3LDK(65.03m2)〜4LDK(75.56m2)。販売価格未定。平成18年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の6カ月後)。

5階建て27戸の小規模マンション。

  • ○○の閑静な住宅地に、待望のユーロレジデンス(欧風住宅)誕生

北西面の共用廊下側の外観図は、たしかに非日本的だ。
エントランスを中心に左右に2つの階段室がそびえ立っている。よくいえば「対称性を重視したルネサンス様式」だが、悪くいえば、けばけばしいパチンコ店の様相を呈している。
2つの階段室の最上部は、最上階の陸屋根部分より高く突き出ていて、しかもドーム形状(=お椀を逆さまにした形)をしている。
ドーム形状だから、施工は難しい(=工事費がかさむ)し、施工がうまくいかなければ、雨漏りの可能性もある。
維持管理にしても、将来改修工事をするにしても、形状がややっこしいだけに、費用がかさむだろう。
ド派手な外観で、一時的に消費者の気を引くことはできても、その先何十年も住み続ける住民にとってのメリットは少ない。
チラシのオモテ面に、「△△○○(=マンション名)の外観モチーフとなるフランスのシャンティ城」の写真も掲載されている。
「首都圏不動産公正取引協議会」の下記QAによると、シャンティ城の写真は不当表示の可能性があるのではないだろうか・・・・・・。

■Q■
海沿いにある分譲マンションを販売するのですが、セールスポイントは海なので、これを強く訴えるために海外の有名リゾート地の海岸の写真を大きく掲載してもよいでしょうか?
■A■
結論からいいますと、お尋ねの広告は、物件の周囲の環境について、実際のものよりも著しく優良なものであると誤認されるおそれのある不当な表示に該当しますから、実施することはできません。
残念ながら、「イメージ写真」あるいは「実際のものとは多少異なります」等と説明しさえすれば、物件や周囲の環境とは異なる写真や完成予想図を掲載できると勘違いしている宅建業者や広告会社の人がいますが、全くの誤りです。
このような考え方による広告表示は、一般に打ち消し表示といわれていますが、このような表示は不当表示となることが多いと考えられます。(後略)

本物件は、65.03m2の3LDKや75.56m2の4LDKなど、専有面積が小さいのにも係らず居室数を詰め込みすぎている。
お城の外観を演出することよりも、もっと居住性を高めることにお金をかけるべし!

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2018年6月1日、このブログ開設から14周年を迎えました (^_^)/
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