不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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コンパクトマンションに将来はあるか・・・・・・

土曜日、マンション・チラシ1枚。

汐留駅直通14分、駅徒歩9分。総戸数18戸、10階建。販売戸数6戸、1LDK(39.99m2)〜2LDK(58.92m2)。販売価格2,030万円〜3,180万円。平成17年1月初旬竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。

商業地域に立つ10階建ての小規模マンション。
ワンフロア2戸だから、全ての住戸が南面の角住戸なのだが、スパン(=間口)が狭いので北側の共用廊下には玄関とトイレを配置するので精一杯。
1LDKの間取りは、玄関⇒リビングダイニング⇒洋室が直線的に配置されている。まさにウナギの寝床状態。
床はフローリングの2重構造を採用しているものの、コンクリート厚さが18cmしかない。
竣工して7ヵ月が経過しているのに、まだ3分の1(=6戸)も売れ残っている理由も、なんとなくうなずける。
そして、チラシの文面には、「新築マンションの粗利回り」の数値が列挙されるなど、すでに投資物件化している。

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最近は、DINKSやシングル女性を対象にしたコンパクトマンション(専有面積30m2〜60m2)市場が縮小しているという(日経産業新聞2005年8月12日記事)。
コンパクトマンションの供給が減っている最大の要因は市場の4割程度を占める「専用のコンパクトマンション」が大幅に減り続けているため(同記事)。
自分で住むにしても、将来賃貸に出すにしても、共用施設が充実しているタワーマンションの中層階・低層階のコンパクト住戸のほうが魅力的に映る場合が多く、タワー型マンションの供給が増えるにつれ、専用コンパクトマンションの供給が減少したという(同記事)。

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本物件が投資物件としてもさばけない場合には、賃貸に出されるのだろうか―。
ただでさえ、小人数家族の住民で構成されるコンパクトマンションの管理組合の運営は難しいのに、自宅組みと賃貸組みの間に良好なコミュニケーションは確保できるか・・・・・・。

2022年6月1日、このブログ開設から18周年を迎えました (^_^)/
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