(※昨日の記事の続き)
大手町駅直通14分、駅徒歩10分。総戸数33戸、10階建。販売戸数1戸、2LDK+S(55.08m2)。販売価格3,228万円。平成17年11月初旬竣工(本チラシ掲載日の3カ月後)。
- 9月18日(土)、3月20日(日)、4月2日(土)、5月29日(日)、6月26日(日)、7月9日(土)、7月23日(土)の物件と同じ。
この1週間で最後の3戸が売れて、全戸数完売直前で、1戸キャンセルが出たということになる。
- 見るだけ宣言フェア開催!!
- マンションギャラリーで「見るだけ」と言っていただければ、私たちは「営業」しません。
「見るだけ宣言フェア」を開催中とのことなので、「キャンセル住戸」の真実を確認すべく、モデルルームに出向いた。
- 受付の女性「いらっしゃいませ」
- 筆者「『見るだけ』でお願いします」
- 女性販売員「案内を付けますので、ここでお待ちください」
- (モデルルームの1階には、すでに2組の先客がいた。成約済みのバラの花を付けたボードはどこにも見あたらない。待つこと数分で、濃紺スーツで身を固めた30歳前半と思われる大柄の男性営業マンが現れた)
- 筆者「『見るだけ』でいいんですけど―」
- 男性販売員「2階のモデルルームにご案内いたします」
- (といって、名刺を差し出された。名刺を丁寧に受け取り、筆者が先頭になって2階への階段を上る。2階のモデルルームのドアを勝手に開けて、どんどん中に入っていった)
- 男性販売員「このあたりのマンションをお探しですか?」
- 筆者「『見るだけ』ということでお願いします」
- 男性販売員「・・・・・・」
- (男性販売員が一瞬ムッとしたようなので、場を和ますために、)
- 筆者「このモデルルームは、ずいぶん広いんですね」
- 男性販売員「73m2あります」
- 筆者「チラシの物件は55m2くらいでしたよね」
- 男性販売員「そうですが、このあたりのマンションをお探しですか?」
- (再び「営業」されそうなので男性販売員の質問には応えず、逆に「キャンセル住戸」に関連した質問を投げ返した)
- 筆者「チラシでは55m2が残り1戸となっていましたが、他には残っていないのでしょうか?」
- 男性販売員「1戸だけとなっています」
「キャンセル住戸」であるか否かはともかく、本物件は残すところあと1戸というのは、どうも確かなようだ。
それにしても、「『見るだけ』と言っていただければ、私たちは『営業』しません」とチラシで謳っている割には、すきあらば「営業」しそうな男性販売員の姿勢。
「このあたりのマンションをお探しですか?」と何度も繰り返されれば、気の弱い人だと、「営業」攻勢を受けてしまうことだろう。
(本日、マンション1枚)