不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


物件の場所を示す案内図が掲載されていないチラシ

日曜日、マンション・チラシ1枚。

  • 9月18日(土)、3月20日(日)、4月2日(土)、5月29日(日)の物件と同じ。

大手町駅直通14分、駅徒歩10分。総戸数33戸、10階建。販売戸数4戸、2LDK(55.08m2)〜3LDK+S(80.61m2)。販売価格3,098万円〜4,698万円。平成17年11月初旬竣工(本チラシ掲載日の4カ月後)。

モデルルームの場所は示されているが、物件の場所が案内図に示されていないチラシ。
都心へのアクセス、買い物のできる店との距離、最寄りの公共施設の有無といった利便性に係わる情報。交通騒音・鉄道騒音の有無や公園緑地の多さといった周辺環境に係わる情報。
消費者は、住むための器としてのマンションを買うと同時に、利便性や周辺環境といった立地環境を買っているのだ。
車や家電製品などの商品カタログには、消費者にとって必要な情報が網羅されている。なのにマンション・チラシという居住環境製品のカタログには、消費者にとって必要な情報が掲載されていないことのほうが多い。
なぜ本チラシには、物件の場所を示す案内図が掲載されていないのか?
1ヵ月前のチラシには、本物件の場所を示す案内図が掲載されていたのに・・・・・・。
モデルルームの場所のみを掲載していおいて、物件の場所を掲載しないのは、とりあえずモデルルームに来れば、現地に案内してあげるということなのか?
不利な立地条件を知られたくないからなのか?
だとしても、現地に行けばすぐに分かることだ。
でも、それ以外に物件の配置図を掲載していない理由が思い浮かばない。
マンションは、立地環境がすべてだ!
立地環境条件を示さない(消費者に調査努力を課している)チラシは、ゴミ箱へ直行――。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.