金曜日、マンション・チラシ5枚。
- 1月22日(土)の物件と同じ。
新宿駅直通17分(急行利用)、駅徒歩2分。総戸数24戸、9階建。販売戸数10戸、1LDK(40.47m2)〜2LDK(60.90m2)。平成17年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の当月)。販売価格2,430万円〜3,520万円。
竣工して10日ほど経過した小規模なコンパクト・マンション。
2カ月前のチラシでは販売戸数が18戸だったので、年度末の追い込みで10戸売れてはいるが、全24戸のうち、まだ4割余り(=10戸÷24戸)も売れ残っている。
- 完成記念キャンペーン/100万円プレゼント
- ご成約された方全員に100万円をプレゼントします。(※1)
このように、チラシ・オモテ面の100万円プレゼントのキャッチコピー末尾に(※1)と記載されている。
(※1)の注釈文章をチラシの隅々を探しまわってみると、チラシ・オモテ面ではく、わざわざ裏面に、しかも「物件概要」の一番最後尾に、ゴマ粒サイズの文字で記載されているのを発見!
- ※1=録画システムとプラズマTV設置中止のため。詳しくは係員にお尋ね下さい。
これだけでは、ほとんどの人は、何のことなのかサッパリ理解できないだろう。
2カ月前のチラシ読み比べてみる、(*1)の意味がわかる。つまりこういうことだ。
2ヶ月前のチラシでは、「見逃したTVが好きな時に見られる録画システム」を「全戸標準装備」していて、そのためにわざわざ全住戸にはじめから32型プラズマTVまでもが備え付けられることになっていたのだ。
そのような録画システムと32型プラズマTVの標準装備を止めることにしたので、これから契約する人には代わりに100万円のキャッシュを差し上げるということ。
いくら販促キャンペーンとはいえ、目玉商品としていた録画システムと32型プラズマTVの標準装備をこう簡単に中止することが許されるのなのだろうか?
2カ月前のチラシに記載されている次のキャッチコピーがとても空しく感じられる。
- こんなマンションにあなたは出逢ったことがありますか?自信を持って、今、皆さまへ。
自信を持って導入するはずだった目玉のシステムをいとも簡単に100万円のキャッシュにすりかえるデベロッパーの対応をどこまで信頼できるか・・・。