大手町駅直通9分、駅徒歩13分。総戸数59戸、15階建。販売戸数20戸、2LDK(60.13m2)〜4LDK(114.18m2)。販売価格未定。平成18年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。
- デンマークの○○(=ブランド名)とのインテリア・コラボレーション
- モデルルームのコーディネート担当は、○○。世界24ヵ国に130店舗以上を展開するデンマーク最大のインテリアショップです。シンプルで機能性に富み、いつまでも新鮮さを失わない家具デザインが特長。パーツを自由に組み合わせ、自分の暮らしに最も合った生活空間を創ることができます。
モデルルームが北欧の家具で飾られていることと、販売住戸の内装仕上げと何か関係があるのだろうか?チラシの文面や本物件専用ホームページを見る限りよくわからない。
そこで電話取材してみた。
- 筆者「チラシには、デンマークの○○(=ブランド名)とのインテリア・コラボレーションとありますが、住戸の床や天井がデンマーク調の特別な仕上げになるのでしょうか?」
- 女性販売員「いいえ違います。○○は家具です」
- 筆者「○○の家具が据え付けられているということですか?」
- 女性販売員「いいえ。マンションをご契約頂いた方は、○○の家具を10%オフで購入することができるということです。また、家具のコーディネートも行います」
- 筆者「デンマークの○○の家具を10%割引きで買えるという話しですね」
- 女性販売員「そうです。モデルルームにおいで頂ければ、○○の家具をご覧になれます」
- 筆者「チラシには○○の家具を配置したイメージ・フォトが掲載されていますが、そのような赤いソファとかがモデルルームで見られるということですね」
- 女性販売員「そうです」
- 筆者「そうですか、デンマークの家具の宣伝ですか・・・・・・」
イメージ・フォトに写っているリビングの赤いソファや白いテーブルのデザインは、確かに洗練されている。
でも、このイメージ・フォトは、日本市場に進出中のデンマークの小売家具チェーンのブランド名を売り込みたい外資の力をうまく利用したデベロッパーの新種の販促戦略であることを冷静に理解する必要がある。
マンション購入者のメリットは、○○家具の10%割引き購入権以上のものではないからだ。
(本日、マンション広告13枚)