不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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世田谷区のマンションは買いか?

金曜日、マンション・チラシ14枚。

新宿駅11分(途中特急乗り換え)、駅徒歩16分。総戸数1,036戸、8〜14階建、2LDK+S(70.73m2)〜4LDK(96.89m2)。平成17年11月上旬・平成18年4月下旬竣工(10カ月後と1年4カ月後)。

世田谷の大学跡地に建つ超大規模マンション。
世田谷区といえば、閑静な町並みにゆったりとした戸建住宅が立ち並ぶ、成熟した街のイメージが強い。
1月6日に内閣府より公表された「地震防災マップ」を受けて、翌7日の読売新聞朝刊には次のように掲載されている。

  • 世田谷区では、直下型と、立川断層を震源とする地震が起きた場合、区内のほぼ全域で震度6強の強い揺れとなる。建物の全壊率では、多摩川沿いの地盤が軟弱な地域が、10〜20%と最も高かった。

そこで、念のために、東京都が平成14年12月に公表している「第5回地域危険度測定調査結果」をひもといてみた。
都内都市計画区域の5,073町丁目のうち、本物件の建つ世田谷区千歳台6丁目の危険度のランキングは次のとおり。

  • 建物倒壊危険度 1 (4,133位)
  • 火災危険度 1 (3,411位)
  • 避難危険度 2 (1,906位)
  • 総合危険度 1 (3,363位)
  • 危険度特性評価 AAA

本物件の敷地は、「建物倒壊危険度」「火災危険度」「避難危険度」の3つを総合した「危険度特性評価」がAAA(=相対的に危険度の低い町)の最高ランクに位置づけられているので、自然災害に対してはとりあえず安心だ。
でも、警視庁のホームページによれば、平成16年11月末の23区の「地区別刑法犯罪認知件数」で、世田谷区は次のようにワースト2にランキングしているので、防犯的には要注意地域だ。

  1. 江戸川区(14,335件)
  2. 世田谷区(13,674件)
  3. 足立区(13,302件)
  4. 新宿区(12,273件)
  5. 練馬区(12,007件)
2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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