不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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駐輪場は、1戸あたり3台は欲しい

東京駅直通29分、駅徒歩14分。総戸数184戸、21階+8階建、3LDK(81.10m2)〜5LDK(139.31m2)。平成18年3月中旬竣工(1年7ヶ月後)。

都心へのアクセスは、近年の都心型マンションに比べると、いまいちだが、大型の間取り、アウトフレーム・逆梁工法の採用、奥行き2mのバルコニーなど、高い永住水準を確保している。
だから、「駐輪場200%」というのはいただけない。368台(=総住戸数184戸×200%)の自転車が収容可能なのだが、まだ足りない。

都内の多くの自治体は、「計画戸数分以上の駐輪場を整備すること」を指導要綱などで謳っている。あるいは、「居住専有面積70m2以上の住戸については、1戸あたり2台以上を整備すること」としている。
だから、本物件の200%という数字は、確かに指導要綱をクリアしている。
でも、本物件の全般的な仕様水準が高いだけに、駐輪場に対する配慮が足りないのが残念だ。
本物件が3〜5名のフィミリータイプの永住仕様マンションであることを考えると、1戸あたり、4台までは望まないが、せめて3台は見込んでおいて欲しい。さもなければ、竣工して数年以内に、マンション管理組合の議決を経て、不細工な位置に使い勝手の悪い駐輪場が増設されてしまう恐れがある。
本物件の竣工は、まだ1年7ヶ月後だ。いまなら「設計変更」で駐輪台数を増やすことも十分対応可能だ。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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