不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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各住戸の配置が判るよう、全体配置図を掲載すべし

金曜日なのに、マンション・チラシの数は3枚と少ない。
先週の金曜日のチラシも6枚と少なかったが、本日はお盆休みに入っているせいか、さらに少ない。

大手町駅直通6分、駅徒歩4分。総戸数47戸、11階建、2LDK(66.77m2)〜3LDK(83.86m2)。平成16年9月下旬竣工(1ヶ月後)。

マンションの東側を川が流れているし、大手町駅までドア・ツー・ドアで10分と抜群なロケーションだ(と思われる)。
おまけに「通風・採光に優れた3LDK角部屋中心」と、良いことずくめだ(と思われる)。
でも、どこか変。「角部屋中心」とあるが、マンションが角部屋住戸だけで成立するのだろうか?

47戸で11階建ということは、1階当たり4.3戸ということになるが、中途半端な数字だ。チラシにはマンションの全体配置図が描かれていないので、チラシに掲載されている3タイプの間取り図と外観パースから探るしかない。
外観パースをよく見ると、南側に面した住戸は、各階2戸であることが判る。確かにこれらは全て角部屋だ。
角部屋の数は、全部で22戸(=11階×2戸/階)だから、残りの25戸(=総戸数47戸−22戸)は、実は南に面していない住戸ということになる。

そこで、チラシに掲載されている3タイプの間取り図をもう一度よく見ると、東南角部屋と南西角部屋の間取り図の隅には、それぞれ方位記号が描かれているのに、残りのひとつには、方位記号が描かれていない。外観パースから想定すると、この住戸は確かに角部屋ではあるが、完璧な北向き住戸だ。
完璧な北向き住戸であるのにもかかわらず、方位記号を描いていないのは、東証1部上場マンション会社のチラシとしてはいかがなものだろうか。
マンション・チラシには、各住戸の配置がしっかり判るよう、全体配置図を掲載してほしい。

(本日、マンション広告3枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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