経済産業省は8月24日、本館1階ロビーで「トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示」を開催すると公表。
9月1日の防災の日にあわせ、「備えあれば、憂いなし。」をコンセプトに、家庭等におけるトイレットペーパーおよび災害用トイレの備蓄を推進するという。
トイレットペーパーを備蓄しましょう!(経産省)
トイレットペーパーの国内生産の約4割は静岡県で行われているため、東海地震等が発生した場合には、トイレットペーパーが全国的に深刻な供給不足となるおそれがあるという。
トイレットペーパーを備蓄しましょう!
~トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示を行います~経済産業省では、9月1日の防災の日に合わせ、8月28日から9月1日までの5日間、本館1階ロビーにて、トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示を行います。
「備えあれば、憂いなし。」をコンセプトに、ご家庭での備蓄の必要性や備蓄用トイレットペーパーなどを紹介します。今年も皆様のご来場をお待ちしております。趣旨
毎年9月1日は防災の日です。大規模災害の際には、様々な物資の不足が問題となりますが、生活に必要不可欠なトイレットペーパーの不足も深刻な問題となってきます。
東日本大震災においては、被災地のみならず、全国的にトイレットペーパーの不足が発生しました。トイレットペーパーの国内生産の約4割は静岡県で行われているため、東海地震等が発生した場合には、トイレットペーパーが全国的に深刻な供給不足となるおそれがあります。(以下略)
今回の公表資料にはないが、昨年度の公表資料に添付されていた「特定非営利活動法人緊急災害備蓄推進協議会のパネル」(PDF:582KB)に実用的な情報が掲載されている。
以下に紹介しておこう。
1か月分トイレットペーパーの量?
4人家族が消費する1か月分トイレットペーパーの量は、一般的な市販品だとシングルで約15ロール、ダブルで約30ロールになる。
でも、備蓄タイプのトイレットペーパーであれば芯がないので、約6ロールで済むという(次図)。
トイレットペーパーの備蓄方法?
トイレットペーパーの備蓄方法には2通りある(次図)。
ひとつは、備蓄タイプのトイレットペーパーを備えておく方法。
もう一つは、「ローリングストック」といって、普段使いのトイレットペーパーを常に余分に買っておく方法。
備蓄用タイプのトイレットペーパーを買うべきか
アマゾンで調べると、「緊急災害備蓄推進協議会 備蓄用トイレットペーパー150m×6ロール」が915円(=375円+関東への配送料540円)で販売されていることが確認できる。
送料込みで千円未満だし、場所もとらないから1個買って、ストックしておいてもいいのだが――。
次の点で、購入しようかどうか迷うところである。
アマゾンの「商品の説明」として、備蓄期限が表記されていること。
※5年を目途に入れ替えてください。
入れ替えを忘れたままだと、いざという時に使えなかったりするのだろうか。
多少の迷いもあったが、いざというときにトイレットペーパーが切れたら困りそうなことは想像に難くないので、取りあえずアマゾンで購入処理しておいた。
ただ、備蓄タイプのトイレットペーパーがあったとしても、トイレの水が流せない状況もあり得るのだが……。
追記(17年8月26日)
アマゾンで注文したら、プライム扱い製品でないのに翌日届いた。
トイレットペーパーの断面を見ると、たしかに芯は無いが、穴径は十分あるので、トイレットペーパーホルダーにセットできることが判明した(次写真)。
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