国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の港区で8か所目。
23区のなかでも特に新飛行ルートの影響が大きい港区民に、「情報発信拠点」の設置情報はキチンと知らされているのか、という話。
国交省の隠密な(?)港区の情報発信拠点の案内
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧して昨日(1月10日)、「港区における情報発信拠点の設置について」のお知らせが掲載されていることに気がついた(次図)。
情報発信拠点の設置について|お知らせ
区の施設「みなとパーク芝浦」の2階アトリウムで1月19日から7日間、羽田新飛行ルートに係るパネル展示が行われる。
今回のお知らせも、これまでと同様、隠密作戦が展開されている。
この情報発信拠点の件は、国交省HPの「プレスリリース」にも、同省「航空」の「新着情報」にも掲載されていないのである。
「羽田空港のこれから」というサイトはRSSを配信していないので、いちいち同サイトを見に行かないと、新着情報に気がつくことはない。
周知期間が長くなった!?(8か所比較)
国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の港区が8か所目。
今回の周知期間は9日。前回(板橋区)の17日間(年末年始を挟む)も、これまでよりも長くなったのは、このブログの影響……ってことはないか。
港区のHPにも広報誌にも載っていない
港区はどうしているのかと言えば――
港区のホームページには、情報発信拠点の設置についての情報は掲載されていない(1月10日現在)。また、区の広報誌「広報みなと」の最新号(1月11日号)にも、その前号(12月21日号)にも掲載されていない。
港区民のほとんどが見ていない国交省のサイト「羽田空港のこれから」で、周知期間を多少伸ばしたところで、港区民が知るところとはならないのではないか。
国交省は開催実績は積み上げたいが、できるだけ区民の目には触れさせたくない。
23区のなかでも特に港区は新飛行ルートの影響が大きいのだが。
⇒広尾駅(港区)の上空600mを大型機が通過(C滑走路到着ルート)する際に、地上での騒音レベルは約72dB。
訂正(17年10月21日「広報みなと」で告知済み)
(※1月11日09:30追記)
2か月以上前に「羽田空港の機能強化に関するお知らせ」として、次のように「広報みなと」2017年10月21号で告知されていた。
2か月以上も前の情報をわざわざメモしておく区民は何人いるのだろうか。
映像と音による疑似体験
平成30年1月19日(金曜)から25日(木曜)には、みなとパーク芝浦2階アトリウムで、移動型の情報発信拠点を設置し、羽田空港の機能強化に係る情報を自由に見られる展示を行う予定です。