不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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モデルルームは写真撮影禁止か?各社に聞いてみた

モデルルームを見て気に入ったから契約したのに、いざ完成してみるとこんなはずではなかったというのは、よくある話。

そんなことがないように、モデルルームで証拠写真を撮影しておきたいと考えるあなたは慎重派。

でも、モデルルームで写真を撮らせてくれるのか?

気の弱い人だと、「写真はお控えください」と言われただけで諦めてしまうのではないか。

「契約者であれば、家具の配置などを検討したいので写真撮影は許されるのではないのか」と考えたあなた。世の中そんなに甘くはないようだ。

忙しいあなたに代わって、大手不動産会社にモデルルームでの写真撮影の可否を聞いてみた。


もくじ

 

大手不動産6社宛に3月30日付で発信した、メール照会文章は次のとおりだ。

未契約者の場合(Q1~2)と、契約者の場合(Q3~4)に分けて質問した。

※関係者の皆さまのご協力に感謝いたします。

御社のマンション・モデルルームでの写真撮影について
以下4点、ご教示ください。

  • Q1:モデルルームでの写真撮影は認められていますか?
  • Q2:モデルルームでの写真撮影が禁止されている場合、その理由を教えてください。

  • Q3:マンションの契約者は、モデルルームでの写真撮影は認められていますか?
  • Q4:マンションの契約者であってもデルルームでの写真撮影が禁止されている場合、その理由を教えてください。

 

以下、写真撮影OKからNGの順にまとめておいた。

東京建物:条件付きOK

マンション検討のための利用に限り、写真撮影OK。

弊社は、モデルルームにいらっしゃった方の写真撮影を特段禁止する等は行っておりません。
撮影した写真は個人のマンション検討のためのご利用に限らせて頂いております

詳しくはお越し頂いた際に営業スタッフにお尋ねください。

(住宅事業企画部 3月31日)

東急不動産:条件付きOK

物件の検討が目的であればOK。目的外利用(雑誌の掲載やwebサイトへの掲載等)はNG。

モデルルームの撮影については、ご来場頂いたお客様が、物件をご検討頂くにあたって必要とのご希望がございましたら、認めております。
ご契約者様も同様でございます。
但し、それ以外の利用目的(雑誌の掲載やwebサイトへの掲載等)の為の撮影は御断りさせて頂いております

(住宅事業ユニット販売統括部 4月4日)

三菱地所レジデンス:各物件の判断に任せている

特に会社としての決まりはない。各物件の判断に任せているとのこと。

お問合せいただきました写真撮影の件でございますが、担当部署に確認をいたしましたところ、特に会社全体としての決まりはなく、各物件の判断に任せているとのことでございます。
お手数でございますが、具体的に撮影をしたい物件が決まりましたら、直接お問合せをいただけますでしょうか。

(The Parkhouse Club事務局 3月31日)

野村不動産:原則NG

原則NG。契約者がインテリアの検討に必要な場合などに限り撮影を許可。

ご契約いただいたお客様がインテリアのご検討に必要な場合等に限りモデルルームの写真撮影を許可する場合もございます。
しかしながら営利目的あるいはSNSへの投稿等私的利用も考えられることからお客様がご購入を検討いただく際のご参考の場合を除き原則、モデルルームの写真撮影はお断りしております。
いずれの場合も、使用目的によりますのでモデルルームにて弊社営業担当までお問い合わせいただきます様よろしくお願い致します。

(インターネットお問い合わせ窓口 3月31日)

三井不動産レジデンシャル:契約者であってもNG

モデルルームの肖像等管理、展示している家具調度品などのデザイン肖像等管理の観点から、契約者であってもNG。

モデルルームでの写真撮影は認められていますか?

  • モデルルームの撮影はご遠慮いただいております
  • パンフレット、WEBサイトで掲載しておりますのでそちらをご覧ください。


モデルルームでの写真撮影が禁止されている場合、理由を教えてください

  • モデルルームは弊社が提供する商品であり、モデルルームの肖像等管理の観点(撮影物の無断での第三者公開のおそれ)から撮影はご遠慮いただいております。
  • あわせて、展示している家具調度品などのデザイン肖像等管理の観点(上記と同様)から撮影はご遠慮いただいております。


ご契約者の場合

  • ご契約者様であっても同様のご対応とさせていただいております。

(市場開発部 ブランドマネジメントグループ 4月3日)

「肖像等管理」とは、モデルルーム来場者が写真に写り込んで肖像権を侵害してしまうようなことがないように管理している、という意味なのだろうか?
「家具調度品などのデザイン肖像等管理」のほうは、聞きなれない言葉だ。モデルルームに設置されている家具調度品などのうち「美術の著作物」に該当するものを撮影すると著作権侵害になる恐れがある。そうならないように管理している(写真を許可しない)という意味なのだろうか?

まあ、いずれにせよ、契約者であっても写真撮影はNGということだ。

今回回答が得られた5社のうち、最も厳しい回答である。

住友不動産:回答なし

(4月6日現在、回答無し)

回答することに何か不都合でもあるのだろうか・・・・・・。

大京:非公開

大京からの回答は、残念ながら公開できないことになっている。

弊社よりお送りする回答メールにつきましては、お問い合わせ頂いたお客様にお答えすることのみを目的としております。

弊社の許可なく、回答内容の一部又は全体を、転載・二次利用することはご遠慮願います

(お問い合わせに際しての注意事項 | 大京)

雑感

個人が物件検討のために撮影するのであればOK(目的外使用はNG)としているのは、東京建物と東急不動産。

会社としての方針を特に決めてなくて、現場の判断に任せているのが三菱地所R。

原則NGとしているのは、野村不動産と三井不動産R。

もちろん、モデルルームと完成住戸の違いを確認することを目的とした撮影はどの会社も認めていない。

でも、設計図書を読み込めない一般の消費者にとって、セールストークにごまかされないためにも、モデルルームの細部を撮影した証拠写真は強力な武器だ。

だから、売主から「撮影はご遠慮ください」と言われて、すんなり引き下がっていいものだろうか。

ここは粘り強く交渉して、撮影させてもらおう! 一生の買い物なのだから。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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