不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


住宅着工統計|都内分譲マンション▲9.2%減

国土交通省は8月31日、「住宅着工統計(平成29年7月月分)」を公表。

ざっくり言うと


平成29年7月の住宅着工動向について、次のように記されている。

  • 平成29年7月の住宅着工戸数は83,234戸で、前年同月比で2.3%減となった。また、季節調整済年率換算値では97.4万戸(前月比3.0%減)となった。

  • 住宅着工の動向については、前年同月比で先月の増加から再びの減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は減、分譲住宅は増となった。

  • 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。

 

また、分譲マンションについては、次のように記されている。 

  • 前年同月比では2か月連続の増加(前年同月比15.2%増)。

 

これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう

【全国分譲マンション】前年同月比15.2%増

7月は前年同月比15.2%の増。

2か月連続で増加していることが確認できる(次図)。

分譲マンション前年同月比の増減の推移(全国)

【首都圏分譲マンション】前年同月比9.3%増

分譲マンション着工戸数の推移 (三大都市圏別)
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。

上図は季節変動があるので分かりにくい。

そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。

このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

首都圏では、前年同月比9.3%の大幅増。

分譲マンション着工戸数前年同月比の増減 (首都圏)

【都内の分譲マンション】前年同月比▲9.2%減

分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)

上図も季節変動があるので分かりにくい。


次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

東京の着工戸数は前年同月比▲9.2%の減。

分譲マンション着工戸数前年同月比の増減 (東京都)

 

各年7月の変化を可視化したのが次のグラフ。

13年以降、漸減傾向にあることが分かる。

分譲マンション着工戸数の推移(東京都)

 

あわせて読みたい

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.