昨日の記事「花火大会グーグルマップ(1都3県)」を書くために、1都3県で今年開催されるの花火大会の日程を見ていて妙な事に気が付いた。
かつての株主総会ではないが、ある特定の日に集中しているのだ。
1年で花火大会が最も集中している日はいつか?
少なくとも1都3県では、圧倒的に8月5日(土)に集中しているのである(次図)。
もう少し魅力的なグラフで確認してみよう。
横軸を開催日、縦軸を昨年の人出、円の直径を花火の打ち上げ数に比例させて描いてたのが次図。
有名な隅田川花火大会(2万2千発、95万人)は7月29日(土)であるが、江戸川区花火大会(1万4千発、90万人)をはじめ25件もの花火大会が8月5日(土)に集中しているのである。
8月5日(土)に集中している二つの理由
花火の由来は、年に一度祖先の霊が帰ってくるお盆(8月13日~16日)の時期の迎え火と送り火にあると言われている。
でも、花火大会がお盆の時期前後の土日(8/12・13、8/19・20)に集中しているワケではない。
では、8月5日は晴れる確率が高いからなのか?
気象庁の過去30年間の平均降水量を見ると、8月5日が特に降水量が少ないという訳ではない(次図)。7月22日あたりが降水量が少ない!
ただ、お盆の前後の土曜日に花火大会を設定するとすれば、12日(土)や19日(土)よりも、5日(土)のほうが明らかに降水量が少ない。
したがって、お盆の前後で晴れる確率が高い土曜日ということで、今年は8月5日に花火大会が集中したのではないだろうか。
あと、集客力の高い隅田川花火大会(7月29日)との競合を避けるために、8月5日(土)に集中したことももう一つの理由として考えられる。