不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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京都市の民泊 廃棄物処理法違反の疑いで書類送検

民泊用に貸している部屋から出たごみを、別のマンションのごみ置き場に不法に捨てたとして、廃棄物処理法違反の疑いで書類送検する方針を伝えるNHKニュース。

事案が発生したのは2月。NHKはなぜ3か月も前のことを、今この時期に報じたのか?

NHK以外のメディアは、本件について何も報じていない(5月31日09時現在) 

民泊用の部屋のごみ 別のマンションに捨てた容疑で書類送検へ

京都市の不動産会社の社員らが、民泊用に貸している部屋から出たごみを、別のマンションのごみ置き場に不法に捨てたとして、警察は31日にも、この会社と社員らを廃棄物処理法違反の疑いで書類送検する方針です。
捜査関係者によりますと、京都市の不動産会社に勤務する中国籍の20代の社員と、30代の元社員は、ことし2月、民泊用に貸している京都市内の3か所の部屋から出た空き瓶や、段ボールなどのごみを、市内の別のマンションのごみ置き場に不法に捨てた疑いが持たれています。(以下略)

(NHKニュース 5月31日)

 

昨日(5月30日)から、衆議院国土交通委員会で「住宅宿泊事業法案」の審議が始まったことと関係があるのか?

参考人3名|衆議院インターネット審議中継
参考人3名|衆議院インターネット審議中継」より

 

「住宅宿泊事業法案」では、住宅宿泊事業者は住宅宿泊管理業務を住宅宿泊管理業者に委託することが義務づけられている(民泊新法(住宅宿泊事業法)案をひも解く)。

本事案の報道を判断したNHKデスクは、「現状では委託が義務づけれていないから、ゴミの違法処理が行われてしまうのですよ。速やかに可決しましょう!」とでも言いたかったのか・・・・・・あくまでも筆者の勝手な想像だが。


【追記(5月31日15時)】

  • 本件についてはその後、朝日(12時28分)、読売(15時)など大手メディアも報じている。

違法民泊の摘発事例(まとめ)

 

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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