豊洲、東雲、有明、佃、月島、勝どき、晴海といった湾岸エリアで、民泊仲介サイトAirbnbに登録されているマンションは増えているのか、減っているのか?
早ければ2018年1月にも施行されるという民泊新法(住宅宿泊事業法)の影響は出てきているのか?
筆者が独自に調査したデータで確認してみた。
ざっくり言うと
民泊マンションは月島・勝どきに多い
Airbnbサイトをクローリングして収集した情報を公開しているサイトAirLABOのマップデータをもとに、湾岸エリアのAirbnb登録物件のうちマンション・アパートの分布(3月18日現在)を抽出したのが次図。
月島・勝どきのAirbnb物件は多く、晴海・豊洲・東雲・有明のAirbnb物件は少ないことが一目瞭然であろう。
(AirLABOデータをもとに作成)
豊洲の民泊マンションは着実に減少している
上図からマンション(緑色のピン)の件数を集計し、過去の調査データからの変化を可視化したのが次のグラフ。
勝どきが大きく減少(48⇒29⇒31件)しているものの、湾岸エリアの中では相対的に多い。
次の多いのは月島(20件)。
豊洲が順調に減少(12⇒8⇒4件)しているのは、マンション管理組合の理事さんらがAirbnb排除の管理規約を水平展開し、地道にチェックしている成果なのかもしれない。
中国系の民泊マンションを含めるともう少し多いかも
住百家、自在客、途家といった中国系民泊仲介サイトに登録されているマンションは今回、調査対象としていない。
また、ステルス化した民泊物件(巧妙化するAirbnbを利用したUR「違法民泊」の世界が危うい)についても捕捉していない。
よって違法民泊マンションの件数はもう少し多いかもしれない。
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