建物の安全・安心に貢献すべく、昨日秋葉原で「消防設備士」免許の更新講習会に参加してきた。
5年ごとに免許更新のための講習会参加が義務付けられているのだが、これがけっこうキツイ。
(試験会場建物@秋葉原)
入り口の立派な銘板にチョットのけぞる。
座学時間は5時間40分
9時に始まり、17時に終了。
この間の休憩は午前中1回(10分)、1時間の昼休みを挟んで、午後2回(各10分)。
4つの座学(合計5時間40分)が終わると、休憩時間なしで直ちに「効果測定」のための試験が実施される。
テキストの厚さは3センチ
毎度のことながら、配布されるテキストのボリュームに驚かされる。今回は全部で713頁。厚さは27ミリもあるのだ(写真)。
もちろん、5時間40分で713頁すべてのページが説明されることはない。
この5年間で変わった法令や技術基準などを中心に講義が進められるのである。
受講者には質問時間は与えられていない。
特に昼食後の最初の講義120分は(途中10分の休憩が入るが)、眠気との戦いとなる。講師から「今が一番眠い時間だから、休憩時間まで頑張ってください」とヘンな励ましが入る。
消耗しきったところで「効果測定」試験
消耗しきったところで、20分間の「効果測定」試験を受ける。
基準点に届かなかった人は、そのあと補講を受けるために残される。
今回も何人か補講を受けたようだ。
一発合格が9割を超えると言われているとはいえ、久しぶりの試験合格はチョット嬉しい。
7千円で忍耐力チェック!?
新しい知識が得られたことはもとより、6時間の講習(20分の試験を含む)に耐え抜くことができたという、年齢とともに低下するであろう忍耐力が確認できた一日でもあった。
講習会参加費用は7,000円は、忍耐力確認費用。
713頁のテキストは、最新の技術基準や法令関係、過去5年間の法令改正の概要など、消防設備士にとってお役立ちの情報が網羅されている。専門書を7,000円で手に入れられたと思えば決して高くない、と前向きにとらえることとしたい。