不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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プリンセスメゾン最終回|NHKから3つのメッセージ!?

東京で一人暮らしをしている居酒屋副店長の沼越幸(森川葵)26歳が「自分の家」を探す、BSプレミアムの深夜ドラマ。

毎回、心に刺さる言葉が飛び出してくる。

最終回(12月13日放送)のなかから、3つの名言(迷言)をピックアップ。国営放送・・・じゃなかった、公共放送NHKの思いを忖度してみた。

ざっくり言うと


1.国民は住宅ローン組んでシッカリ働け!

マンションの1階に住んでいる売れっ子女流漫画家 井川流(62)が、庭に招き入れた幸を前に、つぶやいた言葉。

働かざる者、住むべからず・・・・・・

一生、家を支えられるかしらねぇ――

売れっ子女流漫画家 井川流(木野花)

⇒国民は家を買って、シッカリ働いて住宅ローンを返していきましょう、としか聞こえなかった。

 

2.中古ではなく新築マンションを買え!

幸(26)が勤めている居酒屋「じんちゃん」の前で、持井不動産の有能で生真面目な社員 伊達政一(35)が幸に向かって発した言葉。

沼越様が新しいオウチで、末永く暮らしてくださることが、私の最高の喜びでございます。

持井不動産の社員 伊達政一(高橋一生)

⇒中古ではなく、新築マンションを買って、転売せずに住み続けること。

 

3.独身女性もマンションを買え!

「女性がマンションを買う会」会長の中森扶美(50)が、セミナーで話した言葉。

女性がマンションを買うこと自体は何も特別なことではありません

投資目的、未来のため、今のため。

大事なのは、他人の価値観ではなく、自分がどうしたいかです。

「女性がマンションを買う会」会長 中森扶美(渡辺真起子)

⇒新築マンションの需要を喚起すべく、若い女性にも購入を呼び掛けているように、聞こえてくる。

 

最終回を視聴して、あらためて感じたこと

なぜNHKは、深夜の放送枠に、このプリンセスメゾンを選んだのか?

若い独身女性(幸)が「自分の家」を買うために、都会の片隅で一生懸命働いているというストーリー。

まだまだ、ストック(中古マンション市場の活性化)よりもフロー(マンション建設)を重視している政府の住宅政策。

「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」のかもしれない。

 

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