昨年の10月から中国版Airbnbの定点観測を始めて10か月が経過。
ざっくり言うと
住百家の登録件数が急増し、自在客を追い抜く
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移は次図に示す。
住百家の登録件数が急増し、プレーキの掛かっていた自在客を一気に追い抜いた。
東京で住百家の登録件数が倍増
地域別に見ると、東京と大阪で住百家の登録件数が急増していることが分かる(次図)。
特に住百家は東京で倍増(706件⇒1,410件)しているのである。
3つのサイトの合計登録数の推移を地域別に見ると、これまでは大阪が多かったのだが、今回東京で住百家が急増した結果、大阪・東京がほぼ同数となった(次図)。
※同じ物件が複数のサイトに登録されている場合があるので、合計登録数が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合は2割に達した
現状では本家Airbnbに比べて、中国版Airbnb登録件数はまだ少ないのだが(次図)。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合はじわじわ増えており、今回約2割に達した(次図)。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
エリア別(次図)にみると、本家Airbnbの登録件数は東京と大阪で増加し、中国版Airbnbは東京で増加していることが分かる(次図)。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
これまで大阪で登録件数が増えていた中国版Airbnbが、この1か月間は東京で急増した。
大阪府警が違法民泊の取り締まりを強化し始めているのか?(東京よりもヤバイ?大阪の民泊事情)
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