不動産マーケティング事業を展開している(株)マーキュリーは5月10日、「MansionValue(マンションバリュー)」の提供を開始。
- シンプルなデザインのトップページ
- 「マンションレビュー」サイトと連携したマンション偏差値・ランキング
- 不動産匿名掲示板「マンションコミュニティ」と連携した口コミ情報
- 相場情報(グラフ表示付き)
- ユーザー評価(レーダーチャート付き)
- 現在の平均m2単価・平均価格と過去の取引事例
- 所在地のグーグルマップ表示
- 雑感
- あわせて読みたい
過去に新築分譲マンションとして販売された、売出し当時の物件概要や現時点における価格情報、物件に関するレイティング、マンション住民のカキコミなどをワンストップで確認することができる。しかも無料。
実際に使ってみた。
シンプルなデザインのトップページ
極めてシンプルなデザインとなっている。
↓ トップページ
マンションバリュー( https://mansionvalue.jp/)にアクセスし、「Wコンフォートタワーズ」で検索してみる。
※Wコンフォートタワーズは、江東区東雲1丁目に建つ54階建て、総戸数1,149戸の超高層マンション(2005年1月竣工)。同マンションを選んだことに他意はない。
「マンションレビュー」サイトと連携したマンション偏差値・ランキング
「マンション偏差値」「江東区のランキング」「辰巳駅のランキング」が表示される。あと、「外観写真」と「物件概要」も。
「物件概要」の上に表示されている「WコンフォートタワーズをMansionReviewで確認する」をクリックすると――
Mansion Reviewサイトの当該物件の情報が表示された画面が開く。
マンション偏差値、騰落率のほか、価格相場、価格履歴、マンションランキング、口コミなどが確認できる。
不動産匿名掲示板「マンションコミュニティ」と連携した口コミ情報
マンションバリューに戻り、さらに画面をスクロールしていくと、「物件概要」の下に「この物件の住民のカキコミを見る」のボタンがあるので、そこをクリック!
不動産匿名掲示板「マンションコミュニティ」の当該物件の口コミ情報画面が開く。
相場情報(グラフ表示付き)
マンションバリューに戻り、さらにスクロールしていくと、過去6年間(2010年~2015年5月)の「江東区の相場情報」と「辰巳駅の相場情報」がグラフとともに表示される。
ユーザー評価(レーダーチャート付き)
さらにスクロールしていくと、ユーザー総合評価と5年間(2012年~2016年)の流通推移(m2単価)のグラフ。
5つ星評価と当該物件のメリット・デメリット情報も表示される。
現在の平均m2単価・平均価格と過去の取引事例
さらにスクロールしていくと、現時点の平均m2単価や平均価格、過去の取引事例が確認できる。
所在地のグーグルマップ表示
さらにスクロールしていくと、一番最後に表示されているのは、物件の所在地がピン表示されたグーグルマップだ。
雑感
閲覧できるのは1都3件の物件。
会員登録しなくてもかなりの情報を得ることができる。
さらに会員登録(無料)することで、マンション偏差値や中古流通履歴などを閲覧できるようになる。
こんなに豊富な情報が無料で見られるなんて、きっと不動産屋泣かせに違いない。
でもよく分からないことが1点。
マーキュリー社はどこで利益を得ているのであろうか?(どのようなビジネスモデルを描いているのか?)
フィンテックならぬ不動産テック。
老舗の「住まいサーフィン」だけでなく、「マンションマーケット」や「IESHIL(イエシル)」、ソニー不動産など、不動産にITを組み合わせた新しいサービスが次々に生まれている。
これらのサービスは、これまで情報が非対称だった世界で、消費者が戦うための有用な武器になりつつある。
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(本日、マンション広告なし)