フリーペーパー「SUUMO新築マンション首都圏版」をもらおうと、近くに設置されている専用ラックに立ち寄ると、見慣れない雑誌も置いてあった。
「SUUMOの注文住宅」創刊
「SUUMOの注文住宅(東京版)」の創刊号だ。
注文住宅を手掛ける会社(大手ハウスメーカー・地元の住宅メーカー・工務店)を紹介するページで構成されているフリーペーパー。
毎月第3週目の火曜日、東京版だけでなく、埼玉・神奈川・千葉・東海(愛知)・大阪・兵庫版も創刊されたようだ(フリーペーパー「SUUMOの注文住宅」全国7版で4/19(火)創刊|リクルート住まいカンパニー 4月19日)
新築マンション市場が縮小しているので、注文住宅の分野に活路を見出そうとでもいうのか?
「平均価格は上昇するも、マンション市場は縮小(首都圏)」より
リクルートの住宅情報誌の変遷
リクルートの住宅情報誌の変遷を調べて表にまとめたみた。
マンション系
それまで市販されていた「住宅情報スタイル」は2005年8月23日に休刊となり、フリーペーパーとして「住宅情報マンションズ」が創刊された。
さらに「住宅情報マンションズ」は2009年8月19日、「SUUMO(スーモ)」ブランドの統一に伴い「SUUMO新築マンション」に変更された。
同時期に、マンション市況の厳しさを象徴するかのように、雑誌の一部ページの紙質が安価な薄っぺらい仕様に変更される状況が観測されている(安価な紙質は現在も使用されている)。
戸建て系
市販誌として創刊された「週刊住宅情報」はその後、「住宅情報エリア版」を経て、「住宅情報タウンズ」に改名され2002年10月にフリーペーパー化した(SUUMOマガジン|Wikipedia)。
マンション系と同様、2009年8月19日、「SUUMO(スーモ)」ブランドの統一に伴い「住宅情報タウンズ」は「SUUMOマガジン」に変更された。
その後、2012年に「消費者の動きに合った最適な商品・サービスを、より迅速に展開する上での判断(byリクルート)」として、「東京23区版」のほか、「小田急線・横浜線版」や「千葉県・茨城県南版」、「大阪市・京阪・北摂版」や「京都・滋賀版」など、多数のエリア版が休刊となっている。
さて、今回創刊された「注文住宅」の行く末はいかに?
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(本日、マンション広告なし)