Airbnb登録物件の分布を可視化した次の記事は好評だった。
そこで、本日は渋谷区円山町のAirbnb登録物件の分布を可視化してみよう。
円山町を選んだのは、23区のなかでもAirbnbの登録物件数が新宿に続いて2番目に多い渋谷区で、Airbnb登録物件が最も集中しているエリアだから(後述)である。
- 渋谷区Airbnb登録物件は代々木、道玄坂、円山町の順に多い
- 円山町という狭いエリアにAirbnb物件が集中している
- 本邦初!渋谷区円山町のAirbnb登録物件の分布図
- 違法民泊が犯罪の温床にならなければいいのだが
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渋谷区Airbnb登録物件は代々木、道玄坂、円山町の順に多い
渋谷区ではAirbnbの登録件数は、過去記事で紹介したように代々木、道玄坂、円山町の順に多いことが分かっている(次図)。
円山町という狭いエリアにAirbnb物件が集中している
代々木のAirbnb登録物件数が一番多いといっても、代々木の面積は広い。
そこで、面積当たりのAirbnb登録件数を計算した結果を次に示す。
- <町名>登録件数/km2(登録件数/町面積km2)
- 1位:<円山町>1,871(131/0.07)
- 2位:<道玄坂>596(137/0.23)
- 3位:<桜丘町>540(81/0.15)
- 4位:<神泉町>311(28/0.09)
- 5位:<神山町>240(48/0.20)
- 6位:<代々木>212(246/1.16)
- 7位:<宇田川町>212(36/0.17)
- 8位:<鶯谷町>200(22/0.11)
- 9位:<恵比寿>163(119/0.73)
- 10位:<渋谷>163(109/0.67)
円山町が1,871件/km2で圧倒的に多いことが分かる。
言い方を変えると、円山町という狭いエリアにAirbnb物件が集中しているということだ。
Airbnbのホームページを開き、「渋谷区円山町」で検索すると、153件が登録されていることが分かる(3月26日現在)。
153件のうち、151件がアパート(Airbnbでは「マンション」とは表示されない)。
平均料金は9,502円(ただし、清掃料などのサービス料や税は含まれていない)。
本邦初!渋谷区円山町のAirbnb登録物件の分布図
円山町でAirbnbに登録されている物件(153件)の利用料金は、どのように分布しているのか?
まず、153件の利用料金を調べる。
そうすると次の3つの価格帯で区分するれば、153件が概ね3等分できることが分かった(次図)。
- 8,000円未満
- 8,000~9,999円
- 1万円以上
そこで、筆者独自のノウハウ(※1)を駆使して、3つの価格帯の物件がどのあたりにあるのか、地図に落としてみた(次図)。
- ※1:独自のノウハウについては、「大田区の民泊禁止エリアにも「闇民泊」が拡がっている!」参照。
円山町ではAirbnbの登録物件は、同エリアの北側に多いことが分かる。特に「8,000円未満」の低利用料金の物件が北側に多い。
上図では円山町で登録されているはずのAirbnb物件(153件)の一部が円山町エリアの外にも広がっている。
「円山町」で登録されているAirbnb物件であっても、実際の位置とはズラして表示されているためだ。
地図に立っているピンの位置は物件の正確な場所がわからないように、わざと少しズラして表示しています。
正確な住所は予約を済ませた人にだけ送信されます。
違法民泊が犯罪の温床にならなければいいのだが
円山町は渋谷駅の西側、道玄坂上の北側に位置する。ラブホテル街(次図)としても知られる。
ラブホテル街で増殖している違法民泊。
違法民泊が犯罪の温床にならなければいいのだが(あなたの知らない「民泊」のもう一つの負の側面)。
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(本日、マンション広告なし)