東洋経済オンラインは3月9日、財務データから企業の真の力を探る「最新版!「新・企業力ランキング」トップ300社」を発表。
ランキング1位は富士重工業。初のトップ(総合得点3772点)。
2位は前年5位から浮上したダイキン工業(同点3711点)。3位は31位から大幅に上昇した村田製作所(同3704点)。
ずいぶんと入れ替わりの激しいランキングだ。
主な不動産会社の「総合得点」ランキング
主な不動産会社の「総合得点」のランキングは次のとおり。
1位(全体では88位)は三井不動産。
- 順位:社名(総合得点:成長性/収益性/安全性/規模)
- 1位(88位)三井不動産(3,428:762/877/790/999)
- 2位(160位)三菱地所(3,354:716/878/761/999)
- 3位(756位)野村不動産H(3,181:747/880/766/788)
- 4位(906位)大京(3,159:716/882/936/625)
- 5位(1244位)住友不動産(3,117:739/879/500/999)
「安全性」は、大京が高く、住友不動産が低い
総合得点の元となっている4つの指標(成長性、収益性、安全性、規模)をグラフにすると、各社の特徴が見えてくる。
「安全性」については、大京が高く、住友不動産が低い(次図)。
上昇気味の三井・三菱、下降気味の野村・大京・住友
東洋経済オンラインのバックナンバーをひも解き、大手不動産会社の「総合得点」の経年変化をグラフにしてみた。
3,300点を境に2つのグループに分かれているように見える。
総合得点が3,300点超で、上昇気味の2社グループ(三井不動産、三菱地所)。
もう一つは、3.300点未満で、下降気味の3社グループ(野村不動産H、大京、住友不動産)。
「企業力」ランキングの算出方法
「企業力」ランキングは、東洋経済が保有する財務データを基に、多変量解析の主成分分析手法により4つの分野(成長性、収益性、安全性、規模)で評価した結果とされている。
具体的な財務データは次のとおり。
- 【成長性】
売上高増減率、営業利益増減率、営業キャッシュフロー増減率、総資産増減率、利益剰余金増減率 - 【収益性】
ROE(当期利益÷自己資本)、ROA(営業利益÷総資産) 、売上高営業利益率(営業利益÷売上高)、売上高当期利益率(当期利益÷売上高)、営業キャッシュフロー - 【安全性】
流動比率(流動資産÷流動負債)、D/Eレシオ(有利子負債÷自己資本)、固定比率(固定資産÷自己資本)、総資産利益剰余金比率(利益剰余金÷総資産)、利益剰余金 - 【規模】
売上高 、EBITDA(税引き前利益+支払利息+減価償却費)、当期利益、総資産、有利子負債
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