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「SUUMO新築マンション」 vs 「都心に住む」

有料にしたほうが、面白いコンテンツが作れるんです」といってブログから、課金ができるnoteに軸足を移したイケハヤ氏の発言が物議を醸している。

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もくじ

では、リクルート社が発行している無料の住宅情報誌「SUUMO新築マンション首都圏版」と、同じリクルートが発行している300円の月刊誌「都心に住む」とでは、どちらが面白いのか?

「SUUMO(広告モデル)」と「都心に住む(広告+課金モデル)」を比べてみた。

 

見た目は「都心に住む」のほうがイケテル

今週発行された「SUUMO新築マンション(首都圏版)」2月16日号が376頁であるのに対して、今月発行された「都心に住む」3月号は136頁。

SUUMOのほうがページ数が2.8倍もあるのに、厚さがあまりかわらないのは、紙質が薄いためだ。

「都心に住む」のほうが写真が映える良質で厚い紙が使われている。

あと「都心に住む」のほうが若干サイズが小さい(次図)。

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表紙の見た目は、「都心に住む」のほうがイケテル(と思う)。

SUUMOの「今の年収で買える額」という見出しは品がないし、赤と白のツートンカラーはあまりにもケバケバしい。まあ、手に取ってもらえてナンボの無料誌の宿命なのかもしれない。

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編集に係っているマンパワーはSUUMOのほうが多い

両誌とも巻末にスタッフ一覧が掲載されている。

各誌の発行に係わった人たちは次表のとおりだ。

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SUUMOの39名に対して、300円の「都心に住む」は22名。 
無料誌のほうが1.7倍もマンパワーをかけているのだ。
ただ、このマンパワーの多さは、SUUMOのほうには広告担当者12名が付いていることの影響が大きい。

コンテンツの質に係る「編集」はSUUMOの15名に対して、「都心に住む」は12名と3名少ない。

しかも「都心に住む」のほうは12名のうち、6名についてはわざわざ「編集スタッフ」として区別されている。編集に携わっている12名のうちの半分はパートという意味であろうか。

 

「都心に住む」のほうがSUUMOよりも読み応えはあるのだが・・・

SUUMOは大半が物件情報で占められている。

読み物としては、「今の年収で買える額」とか、「男の住空間」、「契約から入居まで 手続き・お金のダンドリ術」といった特集記事が数ページ掲載されている程度。あくまでも買いを促すコンテンツが中心だ。

 

「都心に住む」のほうは、次の4つの特集記事のほか、写真を多用した読み物が多い。物件情報は全体の半分くらい。

  • 第1特集 名作マンションが生まれる 価値が落ちない都心アドレス
  • 第2特集 ニューウェーブがやってくる!東京を面白くするプレーヤーたち
  • 第3特集 空と緑の住まい タワーの特権
  • 第4特集 仕事もプライベートも充実 30代からの極上賃貸ライフ

SUUMOよりも読み応えはあり、特集記事の内容はとても魅力的ではあるが、300円を出してまで読むかといば、チョット考えてしまう。

溢れかえるネット情報だけで、すでにお腹は一杯なのだ。

おしゃれで格安な月刊誌なので、美容院や不動産屋のマガジンラックの装飾としての需要はあるのかもしれない。

 

「都心に住む」に付録は必要か?

300円の「都心に住む」のほうには、付録が付いている(次図)。 

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付録の箱を開けると、タッチペン付き三色ボールペンが入っている。

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タッチペン付きとはいえ、いまどきこんなショボい 三色ボールペンは、中学生でも使わないのではないか。
この タッチペン付きの三色ボールペンに惹かれて「都心に住む」を買う人がいるようには思えない。
せっかくの付録がゴミ箱に直行することを考えると、もっとほかの付録はなかったのか、企画担当者(2名)には次号の奮起を期待したい。

 

そういえば、SUUMOにもこの10年間で付録がついていたことが2回ほどあったように記憶している。

1回目はかなり昔、物件を紹介するDVDだった。

そして2回目は組み立て式の3Dスコープ。

で、有料にしたほうが面白いコンテンツが作れるのか?

「SUUMO新築マンション」は首都圏の物件情報を羅列した電話帳のようなもの。

「都心に住む」のほうは、都心13区とその周辺の物件に関心を持つ人が対象に、都心のライフスタイルの良さを伝える読み物。
目的と読者層が違うので、どちらが面白いかは一概に言えないというなんとも当り前の結論となってしまった。スマン。

 

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