首都圏の新築マンションの分譲価格は、2013年以降上昇し続けている状況をお伝えした(首都圏の新築マンション市場動向(2015年)を見える化)。
「首都圏の新築マンション市場動向(2015年)を見える化」より
2013年以降、低価格帯はより少なく、高価格帯・億ションはより多く供給されている状況は、マンションの購入を検討されている庶民にとっては悲しい状況である。
そのことをもっと広く伝えたいのだが、いかんせん線がゴチャゴチャしていて分かりにくい。
「首都圏の新築マンション市場動向(2015年)を見える化」より
そこで、2008年~2015年の各年のグラフを合成し、アニメーションにしてみた。
低価格帯はより少なく、高価格帯はより多く変化していく様子がお分かりいただけるだろうか。
まだ分かりにくい?
年による発売戸数の増減(08年~13年は漸増、14年~15年は漸減)の影響を取り除くと、価格帯別の供給割合の変化がより鮮明になる。
そこで、縦軸を「価格帯別発売戸数割合(%)」として、2008年~2015年の各年のグラフを作成し、アニメーションにしてみた。
08年~12年は、庶民に手が届く3つの山(3000万円・4,000万円・5,500万円)の供給割合が多い。
ところが、13年になると高価格帯の2つの山(8,000万円・億ション)が出現。
14年から15年にかけて、5つの山のうち、左側の山が低くなり始めた(低価格帯の供給割合が少なくなってきた)ことが分かる。
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