「日本人が知らない世界が広がっている!中国版Airbnbを規制できるのか」を記して1か月が経った。
その後、中国版Airbnbはどの程度増えたのか確認してみた。
- 中国版Airbnbの東京・大阪・京都の物件登録数は1,401件
- 中国版Airbnbは本家Airbnbと比べると一桁少ない
- 「住百家」の登録件数が増えている
- 中国版Airbnbの登録件数は東京よりも大阪が多い
中国版Airbnbの東京・大阪・京都の物件登録数は1,401件
住百家が964件、途家網が437件(いずれも1月22日現在)。
2つのサイトを合わせると1,401件。内訳は次表のとおりだ。
中国版Airbnbは本家Airbnbと比べると一桁少ない
中国版Airbnbに対して、本家Airbnbの登録件数は東京23区が約9,300件(東京23区Airbnb市場動向(2015年12月))、大阪市が約5,600件(大阪市中央区・浪速区のAirbnb登録件数は渋谷区・新宿区に匹敵!)、京都市が約2,700件(5か月で2倍!京都市Airbnb登録物件数)。
だから、現状では中国版Airbnbは本家Airbnbと比べると一桁少ない(次図)。
「住百家」の登録件数が増えている
中国版Airbnbの登録件数をサイト別にグラフ化してみた(次図)。
「住百家」はこの3カ月間で686件(247%)、「途家網」は126件(41%)増加している。
「住百家」が「途家網」を大きく上回る勢いで伸びていることが分かる。
中国版Airbnbの登録件数は東京よりも大阪が多い
地域別の内訳をみると、毎回、登録件数では大阪が東京を上回っている(次図)。
大阪は、この3カ月間で369件(126%)、東京は281件(152%)の増加。
中国版Airbnbの登録件数は東京よりも大阪のほうが多いのだ。
「住百家」と「途家網」は、中国人の中国人による中国人のための民泊仲介サイト。
「民泊」を旅館業法の「簡易宿所」に位置付け、許可制とする(有識者会議による民泊サービスのあり方「検討の方向性(案)」をひも解く )政府の方針が中国版Airbnbに通用するのか――。