大阪市議会が民泊条例案を本日(1月15日)可決の見通しである。
大阪市議会 民泊認める条例案15日可決の見通し
個人宅やマンションの空き室に観光客が宿泊する「民泊」を特例で認める条例案が、15日に大阪市議会で可決、成立する見通しになった。
市では5,000件の営業申請が見込まれる。大阪府議会でも昨年10月に同様の条例が成立(4月実施)しており、急増する外国人観光客の受け入れ態勢が拡大しそうだ。
(毎日新聞 1月14日)
大阪市内でAirbnbに登録されている物件の状況を確認しておこう。
大阪市でAirbnbに登録されている物件は5千件超!
Airbnbのサイトを開き「大阪市」で検索すると次図が表示される。
区ごとに、物件タイプ別(アパート、一軒家、その他)の登録物件数を確認し、集計した結果を次図に示す。
大阪市でAirbnbに登録されている物件は全部で5,634件(1月14日現在)。うちアパート4,945件(Airbnbでは「マンション」とは呼ばない)、一軒家522件、その他167件。
中央区(約1,700件)と浪速区(約1,300件)がツートップ。
両区の登録件数は、1か月前の渋谷区や新宿区に匹敵する多さだ。
中央区や浪速区の登録件数が多いといっても、関東の人にはどのあたりのことなのか、ピンとこないかもしれない。
そこで、各区の登録件数を地図に落としてみた。
中央区を中心に南北に拡がっている!
Airbnbに登録されているアパート(マンション)は中央区を中心に南北に拡がっていることが分かる。
「民泊条例」制定に係っておられる大阪市議や役所担当者の皆さまには、拙著「マンション住民は Airbnb対策を急げ![Kindle版]」に記したAirbnbの実態(現状と課題)をご一読いただければ幸いである。
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