不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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11階建てマンションが南面しているタワーマンションのデメリット

事務所ビルの跡地に建つ、大規模なタワーマンションのチラシ。

物件概要

【予告広告】大手町駅直通7分、駅徒歩11分。総戸数132戸、20階建。販売戸数/未定、3LDK(70.84m2)~4LDK(88.54m2)。販売価格/未定。平成28年8月上旬竣工(本チラシ掲載日の7カ月後)。

 

新聞全紙大のチラシのオモテ面のキャッチコピー。

  • 「大手町」駅直通7分
  • 2駅3路線利用
  • 全邸南向き
  • 公園近接
  • 年内入居タワー

 

都心への交通の便が良く、大規模都市公園にも近い。しかも全邸南向きのタワーマンションだ。

まあ、庶民にとっては高嶺の花に違いない。

念のためグーグルマップで現地を調べてみて、おやっ?

 

この20階建てマンションの南側の微妙な位置に、11階建てのマンションが建っている(次図)。 

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これでは、11階以下の一部の住戸のバルコニーからは、11階建てのマンションの妻壁しか見えない。最悪の眺望になってしまっている。

このタワーマンションの値付けは、11階を境に2極化するのではないのか。

ただでさえ、経済格差の大きい住人が混在するタワーマンションにおいては、マンション管理組合での合意形成が難しく、維持管理の面でさまざまな問題が出てくる(超高層マンションは格差社会の縮図)。

南側に11階建てのマンションが建っていることが、マンション管理組合での合意形成の難度を上げてしまっている。

 

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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