大田区議会は12月7日「民泊」条例案を可決、1月末に施行される見通しとされている。
民泊条例の施行前後の具体的な日程はどうなっているのか?
日テレNEWS24「東京・大田区の民泊条例」読売記者が解説 (12月18日)」の図表がよくまとまっていたので抜粋。
1月中旬までに「施行規則」と業者が留意すべきことが盛り込まれた「ガイドライン」が公表される。
条例は1月29日に施行予定。貸主からの申請の受付が開始される。
申請から認定までは2週間ほどかかり、最初の認定は2月中旬ごろになるとみられている。
このような大田区の民泊条例施行の動きに対して、大田区Airbnbの登録件数の動きはどうなっているのか?
大田区Airbnbではアパート登録件数が増加中
昨年の6月から定点観測している23区のAirbnb登録件数データのうち、大田区の1月1日のデータを追加したのが次図。
※7月のみ定点観測していない。
1月1日現在の大田区Airbnb登録件数の合計は181件(前月比5.2%増)。
内訳はアパート114件、一軒家63件、その他4件。
10月以降、一軒家の件数の伸びが止まったのに対して、アパート(Airbnbでは「マンション」とは表現しない)の件数はコンスタントに増加している。
民泊条例施行による規制強化など眼中にない?
なぜ、アパート登録件数のみ増加し、一軒家に登録件数は10月以降増加が止まったのか(というよりむしろ微減)。
これは、昨年の9月末ころから、大田区の民泊条例のマスコミ情報が増えたことで、一軒家を利用して新たに民泊を始めようとしていた人がいなくなったのに対して、マンション民泊で一儲けしようとしている人は、民泊条例施行による規制強化など眼中にないことを示唆している。
大阪府の民泊条例もそうなのだが、罰則規定のない大田区の民泊条例は区内の違法民泊を排除することはできるのだろうか(機能するのか?罰則規定のない大田区「民泊条例」)。
「大田区『民泊条例』のパブコメ結果を読み解く」限り、大田区の民泊全体に責任をもって対応するようなカタチができていないように感じてしまうのだが。
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(本日、マンション広告なし)