苗場の激安リゾートマンションを紹介した昨日の記事「所さん!激安マンションは売るに売れない”ババ抜きマンション”ですよ」への反響が大きかったので、本日はその続報。
激安リゾートマンションにも、管理費や修繕積立金、固定資産税は付いている。
ダダででも売り飛ばさないと、廃墟になって朽ち果てるまで管理費や修繕積立金、固定資産税を払い続けなければならないから”ババ抜きマンション”と呼んだ次第である。
そんなババ抜きマンションに住んでいるのは訳ありの人が多いというのが、NHKが12月10日に放送した「所さん!大変ですよ」のストーリーであった。
番組内ではAirbnbの話はまったく出てこなかった。
ひょっとして、苗場の激安リゾートマンションを利用して、Airbnbで一儲けしようとしている”商売人”もいるのではないのか。
念のため調べてみた。
苗場Airbnbの登録物件数は15件
Airbnbのホームページを開き、苗場のある「新潟県南魚沼郡 湯沢町三国」で検索すると、15件がヒット(12月14日現在)。
苗場Airbnbホストは13名
15件の内訳をひも解いた結果を次表に示す。
日本人男性が6名、外国人4名(男性3名・女性1名)、日本人とニュージーランド人の夫婦が1組、国籍不明の男性が2名。
合計13名(組)。
物件数(15件)よりも人数(13名)が少ないのは、1人で3件運営している国籍不明の男性がいるため。
1人1泊2千5百円から2万円まで
No.14とNo.15のホストは、都内でもAirbnbを多数運営している人たち。
1人1泊2千5百円と激安価格で運営している。
ただし、2段ベッドのシェアルーム仕様(次図)。
1人1泊2万円で貸し出している、日本人とニュージーランド人の夫婦もいるが、儲かっているのか?
苗場Airbnbの稼働率はどれくらいなのか?
稼働率は年末に向かって徐々に上昇しているのだが
「日付」欄に宿泊したい日と宿泊人数を入力すると、空室件数が表示される(次図)。
そのようにして、12月14日(月)以降、年内の空室数を調べて、全15件で割って稼働率を求め、グラフにしてみた。
稼働率は、年末に向かって徐々に上昇する。12月30日は満室状態。
都心ほどではないにしても、けっこう高い稼働率だ(渋谷区Airbnb 平均稼働率は9割!)。
ただ、中間期などの非スキーシーズンでは高い稼働率は望めないだろう。
それでも、10万円のババ抜きマンションであれば、そこそこの利益が確保できるということなのか――。