不動産経済研究所は12月14日、「11月の首都圏マンション市場動向」を発表。
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- 発売は4.8%増の3,496戸と3ヵ月ぶりの増加。契約率も82.1%と好調。
- 高級物件の新規発売で戸当り価格は'91年6月以来の6,000万円突破。
「増」「増加」「好調」といった景気の良い表現が多い。
実際のところはどうなのか?
同研究所が過去に発表した数値データも含め、首都圏の新築マンション市場動向のトレンドを可視化(グラフ化)してみた。
発売戸数・発売単価・販売在庫の推移(首都圏)
上昇傾向にあった発売単価は、遂に90万円に迫る87.1万円。
販売在庫は依然として5千戸前後にとどまり続けている。
発売戸数の推移(1都3県)
23区に着目すると、11月の供給戸数1,594戸は、前年同月比で▲2.7%の微減。
m2単価の推移(1都3県)
23区の発売単価は、7月の119.9万円のピークに続き、11月は115.8万円と高めを記録。
2013年あたりから続いていた上昇トレンドは継続中。
もはやおカネが余ってしかたがない人以外は買ってはいけない水準だ(いま、マンションを買うべきか?)。