8月25日のブログ記事で、金沢市が旅館業法違反物件を調査・指導(6月末)している間にも、Airbnb登録物件が増えている状況を紹介した(Airbnbへのモグラたたきが始まっている)。
その後、金沢市のAirbnb物件はどうなったのか確認してみよう。
金沢市のAirbnb登録物件数は現在51件
Airbnbのホームページを開き、「金沢市」で検索すると、兼六園周辺を中心に、51件の物件が登録されていることが分かる(10月8日現在)。
51件の内訳は、アパート23件、一軒家25件、B&B(bed and breakfast)1件、タウンハウス1件、その他1件。
アパート(Airbnbでは「マンション」とは表示されない)よりも一軒家の登録数のほうが多いのは地方ならでは。
ちなみに「その他」で1件登録されていたのは、浄土真宗大谷派の寺院だった!
1人1泊5001円(+清掃料金2,000)という金額がなんとも生々しい。
市の調査・指導にも拘らず、着実に増加している!
金沢市の調査データ(6月末・7月末)と筆者の調査データ(8月25日と10月8日)から、金沢市のAirbnb登録物件数の推移を可視化したのが次のグラフ。
市が調査・指導(モグラたたき)した結果、7月末時点でAirbnb登録物件数はやや減少したものの、その後着実に増加していることが分かる。
大阪府の「民泊条例」案に係る10月5日の本会議の質疑のなかで、健康医療部長は「旅館業法違反が明らかになった場合には、厳正かつスピード感を持って、法に基づき対処してまいります」と答弁している(大阪府議会で「民泊条例」の質疑始まる )。
大阪府は、厳正かつスピード感を持ってモグラをたたくことはできるのだろうか。