Airbnbのようなルームシェアリング・ビジネスを展開している他のサイトの状況はどうなっているのか?
Airbnbサイトへの訪問者数がダントツの1位
「ルームシェアリング・サイトの人気度=サイトの訪問者数の多さ」と定義し、ルームシェアリング・サイト・ランキングを調べてみた。
他人のサイトのアクセス解析ができるSimilarWebを使えば、過去半年間のサイト訪問者数を知ることができる。
この機能を利用して、主なルームシェアリング・サイト8社のこの半年間のサイト訪問者数を調べてみた。
Airbnb.comへの訪問者数がダントツの1位で、かつ上昇著しいことが分かる。
4位以下の訪問者数は、Airbnb.comと比べて一桁少ない。
そこで上位の3つのサイトを除いてグラフを描いてみた。
※タテ軸は、上図と比べて一桁小さいことに要留意。
Airbnb.jpは、ドングリの背比べ状態であることが分かる。
ただ、外国からの宿泊者の多くはAirbnb.comからアクセスしてくるので、Airbnb.jpサイトへの訪問者数が少なくても、日本のAirbnbは盛んであることに変わりはない。
ルームシェアリング・サイトTOP20
7月時点で人気のあるルームシェアリング・サイト(≒訪問者数が多いサイト)のランキングは次のとおり。
( )内の数字は、7月の訪問者数を示す。
- 1位:airbnb.com (3,620 万人)
- 2位:homeaway.com (970 万人)
- 3位:couchsurfing.com (960 万人)
- 4位:flipkey.com (320 万人)
- 5位:airbnb.jp (96 万人)
- 6位:vacationrentals.com (49 万人)
- 7位:housetrip.com (47 万人)
- 8位:roomorama.com (27 万人)
- 9位:9flats.com (20 万人)
- 10位:onefinestay.com (15 万人)
さらに訪問者数が一桁少ない、下位ランキングは次の10サイト。
- 11位:Hospitality Club (6.0万人)
- 12位:flat-club.com (5.5 万人)
- 13位:wimdu.co.uk (4.5 万人)
- 13位:tomarina.com (4.5 万人)
- 15位:BeWelcome (3.0万人)
- 16位:homeaway.jp (2.0 万人)い
- 17位:SleepOut.com (1.5 万人)
- 18位:Pasporta Servo (0.5 万人)
- 19位:alterkeys.com (ー万人)
- 19位:roomorama.jp (ー万人)
生き残りをかけたルームシェアリング・サイト
IT関連のビジネスモデルは勝者総取りに向かう傾向が強いので、どこかの国の政界のように、ルームシェアリング・サイトも一強多弱。
弱小サイトは、特徴を出さないと生き残れないだろう。
たとえば、2位のHomeAway(本社テキサス州オースティン、設立2005年)は、長期滞在者向けに一軒家や別荘を貸し出すことに特徴がある。
10位のOneFineStay(本社ロンドンに、 設立2009年)は、個性的で高級な物件に絞って、ロンドン、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルスでビジネスを展開している。
苛烈なルームシェアリング・エコノミーが広がっている(Amazon:シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界)。
また、AirBnB関連市場も拡大している(拡大するAirBnB関連市場 )。
(本日、マンション広告なし)