外国人観光客が増え、東京都心でビジネスホテルの予約が取りづらくなっているという。
観光庁が6月9日に公表した平成27年版観光白書によれば、東京都の客室稼働率の上昇は顕著で、2011年の68.0%から、2014 年には81.5%、80%を超える水準となっている。
では、23区で爆発的に増加しているAirbnb物件の稼働率はどうなっているのか?
23区内でAirbnbの登録件数の多い3区(渋谷区・新宿区・港区)について、稼働率を調べてみよう。
どのようにしてAirbnbの稼働率を調べればいいのか?
Airbnbの稼働率を調べる方法
たとえば、渋谷区のアパートを対象に、8月6日~7日(1泊2日)で入力すると、「その期間の空き物件は残りたったの11%です」と表示される(次図)。
ゆえに、8月6日の平均稼働率は89%(=100%-11%)ということが分かる。
ただ、空き物件の割合が2割を超えると、パーセントではなく、空いている物件数が表示されるようだ(次図)。
この場合は、予め調べておいた渋谷区のAirbnb登録アパートの件数(1,058件)を分母に計算をすればいい(分母の調べ方は、なぜ佐賀県が9位?! AirBnB登録件数ランキングの「追記」を参照)。
具体的に計算すると、
1-(226件÷1,058件)=0.786
8月19日の稼働率は78.6%ということになる。
渋谷区のAirbnb賃貸アパートの平均稼働率は9割超!
以上の方法を用いて、渋谷区・新宿区・港区のAirbnb賃貸アパートの平均稼働率を調べた結果が次のグラフ。
8月6日(木)~8月12日(水)の1週間の稼働率をザックリいえば、最も高い渋谷区では概ね9割、2番目に高い新宿区では85%超、港区でも概ね85%をキープしている。
8月8日(土)、週末の渋谷の平均稼働率は94%に跳ね上がっている。
なんとも高い稼働率だ。
この数値は、あくまでも平均稼働率。
優良物件であれば稼働率はさらに高い。
こんなおいしいAirbnbビジネスを放っておく手はないということなのであろう。
「Airbnbが爆発的に増えている」理由もうなずける。
(本日、マンション広告なし)