モーゲージプランナーや住宅ローンアドバイザー、愛犬家住宅コーディネーターなど、世の中には「本当に役に立つのか?」と思うような民間資格がいろいろとあるものだ。
今回紹介する「空き家管理士」もその一つなのかもしれない。
一般社団法人空き家管理士協会(2014年7月設立)が2015年1月に創設した「空き家管理士」。
7月15日から300名限定で第一期受講生募集中。
資格を取得するには、eラーニングを受講(43,200円)したあと、学科試験(32,400円)を受けなければならない。
合計75,600円の出費。
300人×75,600円=22,680,000円
2,200万円超の売り上げに加え、毎年360万円(=300人×12,000円)の会費収入が得られる空き家管理士ビジネス。
空き家管理士協会の代表理事は建設会社(有限会社)の社長。
代表理事の会社住所は香川県なのに、協会の住所は港区の南青山。
気になったので調べてみると、南青山の事務所は月額2,835円のバーチャルオフィスであることが分かる。
eラーニングから学科試験まで、資格取得までの一連の業務は2015年4月に設立されたばかりの東京アーキテクトスクールが対応。
空き家管理士によって、少しでも空き家問題の解決につながるといいのだが。
そういえば、全国不動産コンサルティング協会が2015年のなるべく早い時期に創設するとしていた「空き家相談士」はどうなったのだろうか・・・・・・。
(本日、マンション広告3枚)