SNSを使っていないと区議会議員に当選できない？ - 不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

今週の日曜日（4月26日）は、東京特別区の区長・区議会選挙の投票日。

無投票当選が問題となっている地方とは異なり、どの区も候補者がとっても多い。特に区議会議員の候補者数は二桁もいるので、どの候補者に投票すればいいのか、判断が難しそうだ。

判断指標のひとつとして、ネットを通じた発信力のある人を選ぶということが考えられる。

当選した区議が日ごろどのような活動をしているのかを知る手立てとして区の公報しかないというのでは悲しい。

でも、SNS（ソーシャルネットワーキングサービス）で区議会活動を伝えてもらうことができるならば、少しは投票した意味を確認できるというものだ。

と、このように考え、マンションが林立している江東区と中央区の区議会議員候補者のネット発信力を調べてみたところ、驚きの結果が分かった。

SNSを利用している候補者はとても少ないのだ。

その調査結果を以下に示そう。

日本で行われた全選挙の情報を掲載する選挙と政治の総合サイト「ザ選挙（ http://go2senkyo.com/ ）」で候補者一覧を確認することができる。

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同サイトでは、候補者の「名前」「年齢」「性別」「党派・会派等」「現新」「肩書き」だけでなく、「WebSite」「Facebook」「Twitter」のリンクもついている（次図）。

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そこで、中央区議会議員の立候補者と江東区議会議員の立候補者の発信力の指標として、どの程度「WebSite」「Facebook」「Twitter」を使っているのか調べてみた。

中央区議会議員の立候補者数48名（定数30名）のうち、「WebSite」「Facebook」「Twitter」の3つとも利用している候補はたったの5名。1割にも満たない。いずれか2つを利用している候補者（2名）を加えても7名だ。

膝を突き合わせたコミュニケーションも大切だが、あまりにも時代遅れではないか――。

ネットを使いこなしている候補者に敬意をこめて、リストアップしておこう。

ちなみに、下記の7名は、元議員の1名を除き全員現議員であることがとても興味深い。

SNSを利用しているのは必ずしも若い候補とは限らない。

ひょっとして、上記に掲げられていない候補者で「私はSNSを使っているよ」という方がおられるかもしれないが、その方は「ザ選挙」サイトにその旨連絡していない点で、ネット発信力的にアウトだろう。

次に、江東区議会議員候補者の調査結果を示す。

江東区議会議員の立候補者数60名（定数44名）のうち、「WebSite」「Facebook」「Twitter」の3つとも利用している候補はたったの2名。３％しかいない。中央区の場合よりもさらに少ない。

いずれか2つを利用している候補（9名）を含めてなんとか11名だ。

11名のうち、9名が現議員。

中央区と同様、江東区もSNSを使っているのは現議員が多い。

議員になってからSNSを使い始めたのか、SNSを使っていないと議員に当選できないのか･･････。

（本日、マンション広告なし）