不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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湾岸エリア(月島、豊洲、有明など)のマンション事情

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Photo by マンション・チラシの定点観測 CC BY 3.0.

 

国土交通省が2月27日、全国主要都市の計150地区を対象に四半期ごとに実施している「主要都市の高度利用地地価動向報告(地価LOOKレポート)」を公表。

 

同レポートは比較的バイアスのかかっていない、新築マンションの市況を知り得る数少ない情報だ。

月島、豊洲、有明など、湾岸エリアの新築分譲マンションの価格動向を中心に、「鑑定評価員のコメント」をピックアップしておいた。

  • 佃・月島(中央区)
  • 豊洲(江東区)
  • 有明(江東区) 

 佃・月島(中央区)のマンション分譲価格:上昇(0%超3%未満)

  • 当地区は都心部への良好な接近性等の面で立地のポテンシャルは高く、分譲、賃貸ともマンションの需要は根強い。昨今の景気動向等を背景に需要者、供給者双方に新築、中古ともマンション価格の先高感がある。東京五輪の開催決定以降、湾岸部におけるマンション市況が急速に好転したが、現在は売り手側の売り惜しみにより売り物件が枯渇気味で、中古マンションの取引はやや閑散としている。また、マンション素地についても、デベロッパー等による取得意欲はあるものの、建築費等の懸念材料もあり採算性の検討がシビアになっていること、取引の対象となる適当な物件がないこと等から目立った動きはない。今後は分譲価格の先高感や五輪開催の影響等のほか、景気回復基調も窺われることから、将来の地価動向は引き続きやや上昇傾向が続くと予想される。
  • 都心部への良好な接近性等の立地の優位性から、分譲マンションに対する潜在需要は底堅い。また、東京五輪開催の決定以降は周辺部において分譲価格の上昇が認められた。高額物件については不動産市況だけではなく金融マーケットの動きとも関連性は強い。そのため、金融マーケットの動向にもよる影響をうけつつも、当地区及び周辺において予定されている新規分譲マンションの分譲価格の先高感が、エンドユーザーの購買意欲を後押ししていることから、当地区のマンション分譲価格は依然として上昇傾向が認められる

 

豊洲(江東区)マンション分譲価格:上昇(0%超3%未満)

  • 前期までは新築、中古マンションともに価格上昇期待があったため、品薄状態であったが、中古については供給が増えたために、供給者優位の価格形成から需要者優位になりつつある。また湾岸部のマンション価格が上がったことにより価格がピークアウトするのではないかとの懸念があり、今後も中古マンションの売却は増加すると予想される。ただし、湾岸地区の中でも生活利便性の高い当地区の事業性に対するデベロッパー期待は大きくマンション素地の稀少性に変化はないため、将来の地価動向は、引き続きやや上昇すると予想される。
  • 当地区ではこれまで中古マンションの供給が少なく、品薄状態が続いていたが、大型タワーマンションの竣工によって買換えのために中古マンションが売却され、品薄感が解消されている。今後も大型新築マンションの供給が予定されているため、中古マンションはさらに市場に供給されると予想される。しかし、交通、生活利便性の高い当地区に需要が回帰する傾向も見られ、建築費の上昇もありマンション分譲価格は上昇が続いている

 

有明(江東区)マンション分譲価格:上昇(0%超3%未満)

  • 周辺エリアを含め分譲マンションの大量供給が予定されており、販売価格についても頭打ち感が見られつつあるものの、今後も堅調な需要を維持することが予想される。また、東京五輪関連施設の建築や地区計画による市街地整備が予定される等の発展期待もあることから、将来の地価動向は引き続きやや上昇傾向が続くことが予想される。 
  • 東京五輪開催決定に伴う過熱感が沈静化し、価格上昇により割安感が薄まったことにより、今後、価格調整局面を迎える懸念がある。また、湾岸エリア内の他地区において大量供給があったことから、買換えのために中古マンションの売却が増えつつある。しかし、新築分譲マンション市場は依然として堅調である。そのため、マンション分譲価格はやや上昇し、取引件数は増加している。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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