湾岸エリアに建つ、2年後竣工の大規模超高層マンション。
物件概要
【予告広告】有楽町駅直通7分、駅徒歩5分。総戸数693戸、22階建。販売戸数/未定、2LDK(56.37m2)~4LDK(88.47m2)。販売価格/未定。平成29年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年後)。
新聞全紙大のチラシのオモテ面に、マンションの外観CGと明日を見つめているような若い男女が写真が掲載されている。
チラシ裏面を見ると、小学校徒歩1分、学校への近さを喧伝している。この学校は、2015年4月開校予定。
そういえば、昨日(1月9日)の朝日夕刊に、「マンション続々、学校満室」という見出しで、高層マンションの建設により、局地的に人口が急増して学校の教室が足りなくなる例(武蔵小杉駅の近くの小学校)が紹介されていた。
以前、このブログで待機児童数の改善状況 アニメーションを紹介した。
小学校の校舎(教室)は足りているのか?
江東区では一時期、マンションの建設ラッシュで小学校が足りないというようなニュースをよく見かけたが、その後はどうなのか?
都内の小学校の児童数の変化を調べてみよう。
東京都教育委員会のホームページに、平成22年度~平成26年度の公立学校統計調査報告書【学校調査編】データと平成27年度~平成31年度の地区別推計データが公開されているので可視化(地図化)してみた。
都内の公立小学校の児童数の変化(実績と将来推計)
平成26年度で3万人超えは、江戸川区(35,679人)、練馬区(32,560人)、世田谷区(32,526人)、足立区(31,145人)の4区。
5年後の平成31年度の推計でも、3万人超えがこの4区であることに変りはない。
少し切り口を変えて、前年度の増減率を可視化(地図化)してみた。
都内の公立小学校の児童数の前年度増減率(実績と将来推計)
マンションの建設ラッシュで児童数が増えていた江東区の増加率は平成27年度の3.7%をピークに徐々に低下し平成31年度は2.0%。
一方、港区は平成26年度の6.2%をピークに徐々に低下するも、平成31年度においてもなお4.8%の高い水準を維持している。
(本日、マンション広告3枚)