不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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駅前マンションなのに「静穏」ってか?


本日、マンション広告8枚。

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駅前の近隣商業地域に建つ中規模マンション。

【予告広告】大手町駅直通16分、駅徒歩2分。総戸数56戸(他に管理室1戸、店舗1戸)、15階建。販売戸数/未定、3LDK(65.36m2〜74.64m2)。販売価格/未定。平成27年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。

  • ※2013年11月16日(土)の物件と同じ。

新聞半紙大のチラシのオモテ面に、「駅徒歩 2分」を喧伝する大きな文字。
チラシ裏面には、駅前なのに「静穏」が謳われている。

陽光が降りそそぐ静穏な角地に、明るく伸びやかな住まいを創造。

  • 駅前でありながら、「○○○○○○○(=物件名)」の建設地は、喧騒とは一線を画した落ち着きのある一画です。
  • 敷地は南東・南西の二面が公道に面した角地。
  • 採光・通風が得やすく解放感のあるこの地に、南東向き3LDKの56邸を計画。角住戸も28邸(50%)確保し、伸びやかに寛ぎ、心地よく安らげる住まいを追求しました。

駅徒歩2分の「第1種住居地域・近隣商業地域」の角地に建つマンションなのに、ほんとうに静穏なのか?
静穏とは、「静かで穏やかなこと。また、そのさま」(デジタル大辞泉)。


チラシに掲載された二つの間取り図をよく見ると、すべての窓が二重窓で描かれていることに気づく。
リビングの窓はこんな感じ。
間取り図
駅徒歩2分の喧騒な立地ではあるが、遮音性能の高い二重窓を閉め切っておけば、静穏な日々を送ることができるというジョークでもあるまい。


駅チカのマンションは、飲食や買い物に便利だが、騒音や治安の問題がついて回る。
二重窓仕様で、外部からの騒音をシャットアウトできるといっても、1年中窓を閉め切っておくわけにはいかないだろう。


その地域の治安状況は、警視庁ホームページの「犯罪発生マップ」で、都内の刑法犯の発生状況を確認することができる。
犯罪情報マップ

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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