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首都圏分譲マンション着工戸数、ここにきて失速か


本日、マンション広告なし。

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国土交通省が12月26日、「住宅着工統計(平成25年11月分)」を公表。
平成25年11月の住宅着工の動向について次のように記されている。

  • 11月の住宅着工戸数は、91,475戸(前年同月比14.1%増)、季節調整済年率換算値で103.3万戸(前月比0.4%減)。
  • 利用関係別にみると、持家、貸家が前年同月比で増加となった。このようなことから、住宅着工の動向については、リーマンショックを受けた大幅な下落(平成21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続いてきたが、このところ、消費マインドの改善等もあり、堅調に推移している。
  • 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況、住宅ローン金利の動向等を引き続き慎重に見極める必要がある。

分譲マンションについては、次のように記されている。

  • 前年同月比では2か月連続の減少(前年同月比14.6%減)。

これだけでは、よく分からないので、グラフ化してみた。


分譲マンション着工戸数の推移(三大都市圏別)
分譲マンション着工戸数の推移(三大都市圏別)
首都圏では、リーマンショックから回復傾向に向かいつつあり、ここ数カ月は5千戸から8千戸の水準で足踏み状態が続いていたのだが、ここにきて失速か――。


分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)
分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)
都内では、ここ数カ月、3千戸から4千戸の水準で、一進一退状態が続いていたのだが、ここにきて失速か――。


分譲マンション着工戸数の推移(東京)
念のため、東京の着工数の推移を見てみよう。
分譲マンション着工戸数の推移(東京)
失速気味ではあるが、11月に着目すると、過去3カ年と比べて大きく落ち込んでいるわけではないことが分かる。


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