官民が連携・協働して環境に配慮した街づくりの実現を目指す「グリーン・エコアイランド構想」の一画に建つ、大規模超高層マンション。
【第2期 本広告】銀座1丁目駅直通6分、駅徒歩12分。総戸数1,110戸、44階建。販売戸数140戸、1LDK(53.25m2)〜3LDK(89.46m2)。販売価格40,795,882円〜79,975,479円、最多価格帯5,300万円台(14戸)。平成26年8月下旬竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。
- ※2012年11月15日(木)、2013年1月14日(月)・4月20日(土)・7月5日(金)・8月17日(土)・8月30日(金)・9月6日(金)・9月20日(金)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシのオモテ面に、1.5cm角の大きな文字で「第2期登録受付開始」と記されている。
チラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、第2期の販売戸数は140戸であることが分かる。
総戸数1,110戸の超大規模タワーマンションなのに、第2期の発売戸数がたったの140戸というのは、あまりに少なくないか?
実はこのマンション、第1期は4次に分けて販売されている。
だから、第2期の販売は、第1期から5回目。実質的には5期に相当する。
で、実際のところ、このマンションはどの程度の人気があるのか――
8月30日の記事「大規模超高層マンションの人気度を探る」で、日本最大の新築マンション口コミ掲示板(マンションコミュニティ)の情報を利用して、投稿数(1週間当たり)の推移を可視化してみる方法を紹介した。
本日は、Google Trends(グーグルトレンド)を使って、このマンションの「人気度」を探ってみよう。
※ここでいう「人気度」とは、Googleでどれだけ検索されているかということを意味している。必ずしも売行きが好調であることを意味しているわけではない。
Googleトレンドを使って、マンションの「人気度」を探る
このマンションの物件名は「SKYZ Tower & Garden」なのだが、物件情報サイトを見ると「SKYZ Tower & Garden(東京ワンダフルプロジェクト)」とも表記されている。そこで、次の3つのキーワードをGoogle トレンドに入力してみた。
- 東京ワンダフルプロジェクト
- SKYZ Tower & Garden
- スカイズ タワー&ガーデン
結果は次図のように、「東京ワンダフルプロジェクト」以外はほとんど認識されていないことが分かる(SEOの観点から、マンション名は統一したほうがいいと思う)。
1年前(2012年11月)にピークを記録した後は、低迷している様子がうかがえる。
でも、これだけではよく分からないので、総戸数が1,000戸超の類似規模の物件と比べてみよう。
具体的には、次の3物件。
- パークシティ武蔵小杉(1,437戸、47階)2008年10月竣工
- パークシティ豊洲(1,481戸、53階)2007年11月竣工
- ブリリアマーレ有明(1,085戸、33階)2009年3月竣工
結果は次図。
本物件は、2006年にピークを記録した「パークシティ豊洲」や「パークシティ武蔵小杉」の「人気度」には遠く及ばない。
しかも、他の3物件がピーク後も「人気度」がダラダラ継続しているのに対して、本物件はピーク後のダラダラ感も小さい。
以下、11月17日に追記しました
読者(のらえもんさん)のコメント(下記参照)を踏まえ、以下に追加検討結果を示す。まず、次の3つの検索キーワードの違いをチェックしたのが次図。
- SKYZ
- 東京ワンダフル
- SKYZ + 東京ワンダフル
「東京ワンダフル」の人気度が低下する一方で、「SKYZ」の人気度が上昇していることが分かる。
「SKYZ」と「東京ワンダフル」を合成した「SKYZ + 東京ワンダフル」の人気度は、上記の結果と呼応していることが確認できる。
そこで、本物件の人気度を探るキーワードとして、「東京ワンダフル」ではなく、「SKYZ + 東京ワンダフル」を採用した結果が次図。
本物件のピークは、ブリリアマーレ有明よりも小さいのは相変わらずだが、人気度が激減することなく、引き続きある程度の人気度を維持している様子がうかがえる。
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(本日、マンション広告6枚)