不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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他人のフンドシで相撲るつもりが、打ちゃりを食らっていないだろうか


本日、マンション広告2枚。

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4車線道路を挟んで、都の団地建替事業の北側に建設される大規模マンション。

【予告広告】銀座一丁目駅直通8分、駅徒歩10分。総戸数185戸、12階建。販売戸数/未定、3LDK(65.02m2)〜4LDK(84.50m2)。予定販売価格3,200万円台〜5,200万円台、予定最多価格帯3,900万円台。平成27年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年4カ月後)。

新聞半紙大のチラシのオモテ面に、他人のフンドシで相撲を取るキャッチコピー。

都営○○一丁目団地建替事業をはじめ大きく動き始めた「○○」で、未来を楽しむためのレジデンス、誕生。

建設地周辺の航空写真には、この団地建替事業計画地がモスグリーンでフォーカスされている。
都営○○一丁目団地建替事業をPRすることは、このマンションの販促に効果があるのか?


念のため、都のホームページで、この団地建替事業の内容を調べてみたところ――
建替工事は、約15年間(平成24年度〜平成39納戸予定)で、5期に分けて行われる予定であることが分かる。
全12棟、2,950戸という結構な規模だ。
ただ、「環境影響評価手続き」は、「評価書案」の縦覧(縦覧期間:平成25年3月1日〜平成25年4月1日)が終わったところ。予定よりも遅れている。


このマンションを購入した人(入居予定日:平成27年2月下旬)は、約15年間も、団地建替事業の建設工事の影響を受けることになる。
4車線道路を挟んでいるとはいえ、騒音の影響が気になるところだ。
「環境に及ぼす影響の評価の結論」に、「工事の施行中」の「騒音・振動」の予測が次のように記載されている。

建設機械の稼働
建設機械の稼働に伴う建設作業の騒音レベル(L5)は、敷地境界において最大 76dB であり、評価の指標とした勧告基準(80dB)を下回る。
また、建設機械の稼働に伴う建設作業の振動レベル(L10)は、敷地境界において最大 54dB であり、評価の指標とした勧告基準(70dB)を下回る。


工事用車両の走行
道路端での道路交通の騒音レベル(LAeq)は、昼間 56〜81dB であり、一部で環境基準を上回る地点があるが、その地点における将来基礎交通量による騒音レベルは 71〜81dBで既に環境基準を上回っており、工事用車両の走行に伴う増加騒音レベルは 1dB 未満である。
また、道路端での道路交通の振動レベル(L10)は、昼間 34〜54dB、夜間32〜53dB であり、「日常生活等に適用する規制基準」を下回る。

建設機械の騒音は勧告基準(80dB)を下回っているとはいうものの、敷地境界において最大76dBは、結構な値だ。
ただ、この地点における将来基礎交通量による騒音レベルが71〜81dBで、既に環境基準を上回っていることのほうが問題だ。
このマンションの東側を首都高が走っている影響もあろう。


生まれたばかりの赤ちゃんが中学生3年年生になるまで、団地建替事業の建設工事の影響を受けることになる物件。
他人のフンドシで相撲るつもりが、打ちゃりを食らっていないだろうか。

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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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