【第1期1次〜第2期 先着順】渋谷駅直通
2123分、駅徒歩9分。総戸数69戸、8階建。販売戸数20戸、1LDK(46.53m2)〜3LDK(72.61m2)。販売価格2,998万円〜5,750万円、最多価格帯5,500万円台(3戸)。平成25年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の4カ月後)。
- ※2月12日(日)の物件と同じ。
西側を5階建て、東側を7階建てのビルに挟まれた、駐車場跡地に建つ中規模マンション。
新聞半紙大のチラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、一般の人にとっては分かりにくい表記が。
第1期1次〜第2期先着順物件概要 販売戸数/20戸
「第1期1次」から「第2期」までの間に、「新発売」された住戸のうち、まだ残っている住戸が20戸であることを意味している。
ただ、「第1期」は何次に分けて販売されたのか分からないし、それぞれ何戸販売されたのかも分からない。
そこで、これまでの「販売履歴」を確認すべく、リクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。
最初に販売された戸数は、「第1期1次」の先着順12戸(SUUMO 6月12日号)。
その2週間後の先着順戸数は10戸(SUUMO 6月26日号)となっているので、この間2戸売れたことが分かる。
その後のSUUMOの販売戸数を列挙していくと以下の通りだ。
- 7月3日号:第1期1次(9戸)、第1期2次(5戸)
ここから、「第1期1次(9戸)」と「第1期2次(5戸)」の内訳が表示されなくなる。
- 7月10日号:第1期1次・2次(12戸)
- 7月24日号:第1期1次・2次(9戸)、第1期3次(3戸)
ここから、「第1期1次・2次(9戸)」と「第1期3次(3戸)」の内訳が表示されなくなる。
- 8月7日号:第1期1次〜3次(12戸)
- 8月21日号:第1期1次〜3次(11戸)
- 8月28日号:第1期1次〜3次(10戸)
- 8月28日号:第1期1次〜第2期(26戸)
「第2期」の販売戸数は、明示されていないぞ!
- 10月2日号:第1期1次〜第2期(25戸)
- 10月9日号:第1期1次〜第2期(21戸)
- 10月23日号:第1期1次〜第2期(20戸)
以上の販売戸数の変化をグラフ化したのが次図。
※「第2期」の販売戸数は、明示されていないので16戸(=26-10)と想定した。
「第1期1次」から「第2期」までに「新発売」された累計戸数は、36戸(=12+5+3+16)。
総戸数69戸の52%(=36戸÷69戸)だ。
第1期1次〜第2期先着順物件概要 販売戸数/20戸
期・次の販売戸数をごちゃ混ぜにした“ドンブリ表記”。
不動産情報の透明性からは、程遠い。