製薬会社の寮の跡地に建つ、大規模マンション。
【予告広告】秋葉原駅直通8分、駅徒歩11分。総戸数174戸(A敷地:76戸、B敷地:98戸)、8階建(A敷地)・13階建(B敷地)。販売戸数/未定、2LDK(61.54m2)〜4LDK(106.72m2)。予定販売価格3,400万円〜6,900万円、予定最多価格帯4,000万円台。平成24年12月末(A敷地)・平成25年2月末(B敷地)竣工(本チラシ掲載日の9カ月・12カ月後)。
新聞半紙大のチラシのオモテ面には、公園の樹木を背景に、木製の椅子とテーブルが置かれたバルコニーのCG。
「公園隣接」が謳い文句。
チラシ裏面には5つの間取り図が掲載されている。
どの間取り図もリビングが下になるように描かれているが、それぞれの間取り図の方位記号は必ずしも上を向いていない。
こんな具合だ。
これだけでは、マンションの住戸配置が全く分からない。
チラシには、マンション全体の外観CGも掲載されていなので、住戸配置の想定が困難だ。
このように、住戸配置に関する情報が少ない場合、敷地配置図が手掛かりになる。
チラシ裏面に掲載されている敷地配置図はこんな感じ(周辺道路とかは割愛した)。
なぜ、カクカクとした形状の敷地なのか?
グーグルマップで、敷地周辺を調べてみるとその理由が分かる。
敷地の西側にある5階建ての都営住宅が食い込んでいるからなのだ。
このマンションは、物件概要から2棟(A敷地:8階建、B敷地:13階建)であることが分かっている。
そのことを踏まえて、このカクカク形状の敷地に2棟をエイッと配置すると、こんな感じ。
この絵から分かることは――
13階建ての棟は、公園に隣接しているものの、夏の西日が厳しい西向き住戸である。
また、8階建ての棟は、日照環境に優れる南向き住戸なのだが、一部の住戸の目の前には、日照・通風を遮る5階建ての都営住宅が建っている。
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(本日、マンション5枚)